サエラの気まぐれ日記 その1

4月30日～5月1日の二日間、岩手県野田村の被災地で演奏してきました。
久慈市に住む友達が、隣村の野田村の人たちにサエラの音楽で元気になってもらいたいので来てほしいという連絡をもらい、村議会議員の山田陽子さんが準備をしてくれました。
避難所の「米田公民館」「えぼし荘」「野田小学校」「野田中学校」そして「役場前」の5か所です。

肉眼で見る被災地は言葉にならないほど悲しい景色でした。
それでもここは37名の行方不明者がどこよりも早く見つかったため、復旧作業に早く取り掛かることができてまだいいほうですと言われました。

道路は通行できますが、その両脇は土台が残っただけの家のがれきや塩害で茶色くなった庭木、ボロボロの車などが延々と続いていました。

被災した方々は同じ場所で何家族も一緒に寝起きをともにし、その生活をしてるだけでもきびしいのではないでしょうか。

私たちの演奏を本当に喜んでくれるのかどうか、実は不安でした。
あの状況を見たら、それどころじゃないと言われても仕方ありません。
でも一人の方が「歌っこ聴くの何十年ぶりだべなぁ」と嬉しそうに言ってくれたのです。
「そうだ！そういうことなんだ！」余計なことは考えずいつものように一生懸命演奏することが私たちの使命だと思い直し、それからは二人とも夢中でした。

少しずつ手拍子する人や、口ずさむ人が増え、どこの避難所も最後は「アンコール～！」で盛り上がるほどに。
心がほぐれた証拠でしょうか。

演奏後は一人ひとり握手をしてお互い元気で頑張りましょうの声を掛け合い、中にはあの日のつらい状況を話してくれる人も。
でも、また頑張るからね！と自分に言い聞かせるように言ってくれました。

昨夜遅く、ボランティアをしていた方から「たまたま役場前での演奏を聴き、青空の下、被災地であることを一時忘れていました。うたの力はすごいです」というメールをいただき、一気に肩の力が抜けました。

目の前ががれきだらけの役場前、そこで演奏したことは一生忘れないでしょう。
元気になった野田村を見に、また来てくださいね！と言われてお別れをしました。
また行きます、野田村へ。
被災された皆さん、ボランティアの皆さん、くれぐれもお体に気をつけて頑張ってください！

※4月30日に久慈グランドホテルで開催された「サエラチャリティーライブ」の義援金は250,013円でした。
この3回の義援金の合計は507,273円。本日全額アミューズ募金へ送金いたしました。
ありがとうございました。

24日（日）は弘前さくらまつりでチャリティーライブをしました。

あの日は天気予報では雨となっていたので覚悟して行ったのですが、なんといいお天気でした。
こういう時の予報が外れるのはうれしいもんですね。
秋の「弘前城菊と紅葉まつり」は9年間コンサートをしてましたが、さくらまつりは今回が初めて。
残念ながら桜はまだ蕾。でも待ち焦がれたたくさんの方が訪れ、雰囲気を楽しんでいました。

ライブはラジオの告知などで聴いた方がリハーサルからすでに集まり始め、音が流れるとどんどんすごい数に・・・・・。
その皆さんが、演奏の合間に義援金箱に次々とお金を入れて下さり、ライブ終了とともについに行列になったのです。
こんな光景、見たことありません。
皆さんのお気持ちが暖かくてうれしくて、涙が止まりませんでした。
また、募金する際「元気をもらいました。ありがとう」という言葉をたくさんもらったことも印象的でした。

この日お預かりした義援金は67,954円。
アミューズ募金へと送金させていただきます。
本当にありがとうございました。

私達は明日から八戸市、岩手県久慈市、野田村と被災地へコンサートに出かけます。
少しでも多くの方が元気になってくれることを願いながら。

４月２３日（土）地元五所川原市で「サエラライブ」を開催しました。

とてもとても久しぶりで、皆さんが待っていてくれたことにただただ感謝いたします。
実は忘れられていないだろうかとちょっと不安も・・・・・。
でも昼夜ともにたくさんのお客様が笑顔で来てくれました。

インディーズの頃からずーっと大切に歌っていた曲や、デビューしてからの新しい曲などたくさん織り交ぜて、じっくり聴いていただきました。
というより、じっくり演奏させていただきました。

やっぱりふるさと「青森」はいい。
今まで体になじんだ空気がそのままあるのです。
ここだから伝わるものってあるんですよね。
歌ってみてつくづく青森へ来て聴いてもらいたいなぁって思いました。

今回は震災後初めて地元で開催したのですが、写真のとおり皆さんとても熱かったのです。
開場とともに「募金箱はどこですか？」とおっしゃる方もいたほど。

何かの形で支援したいと思っている人が、今日本中にたくさんいます。
でも被災地に行くこともむずかしいし、だからと言って何もしないのも苦しい。
コンサートに来て、泣いたり笑ったりしていろんな想いを吐き出し、その後は義援金に協力をすることで、少しは救われるという方がほとんどでした。
どの方もとても清々しい顔をして帰って行かれました。

今回集まった義援金は189,306円。
アミューズ募金へと送金させていただきます。

本当にありがとうございました。

先週の15日（金）文化放送のイベントで「サエラと歌おう」が開催されました。

実は今月から文化放送で毎週土曜日朝6：25～6：35まで「サエラと歌おう～ニッポニアソング～」という番組が始まったのです。
もう聴いてもらってますでしょうか。
津軽弁が時々出る、ほのぼの系の番組です。
朝から元気なサエラの声と日本のいい曲を聴いて、一日が楽しくなったらいいなぁと思っています。

で、このイベントはなんと懐かしい「うたごえ喫茶」風。
もちろん私がリーダーです（笑）

皆さんに歌集を配ってリクエストがあった曲を一緒に歌うという、なんともシンプルであったかいイベント。
私のマイクは録音用なので、この日はピアノも歌も生。
そうそう、生のピアノ伴奏で歌うのは気分最高ですよ。

少し緊張気味だった方も歌っていくうちにどんどんほぐれ、つられて声が大きくなり汗ばむほどに。
もちろん表情もキラキラして、リフレッシュして帰られました。
皆さんのこの歌声は明日からの番組で流れますので、ぜひ聴いて下さい。

また、次回は5月18日（水）、6月15日（水）とありますのでどうぞ文化放送までお申込みの上、ご参加ください。無料です。

さぁて、明日は地元五所川原で久々のサエラライブ！
たくさんのお越しをお待ちしていま～す！！

サエラライブ～東日本大震災チャリティー～

東日本大震災から一ヶ月余りが立ち、徐々に復興のきざしも見えてきたようではありますが、元に戻るまでにはまだまだ相当の時間が要すると思われます。

私達は一日も早い復興を願うと共に、みんなで元気になって行こう！という思いから、急遽地元五所川原でのライブを決定しました。
ぜひ皆さんにお越しいただき、チャリティー募金へのご協力をお願いいたします。

日時　4月23日(土)
①14:00～、②18:30～(開場30分前)
場所　五所川原市　立佞武多の館　4階練習室 　
入場料 \1000 当日券のみ

尚、このように急遽決まったことなので是非お知り合いの方などへお伝えいただければと思います。

ご来場を心よりお待ちしています！


ライブ会場等での募金によるものは「アミューズ募金」口座に取りまとめた上、日本赤十字社に送らせていただきます。
この義援金は全額、被災者の救援活動及び被災地の復興支援活動等資金として使われます。

[協力　音゛の会、バードワン]

お問い合せは　サエラ　℡・fax/0173-33-1758まで