私の夢はね」とか「希望は、、、」などと40にも50にもなったいい大人がいうと
「あなたはいつまでも夢子ちゃんねー」などと笑われそうだけど、
夢や希望などと大げさに名付けなくても、心の中でいつか「実現させたい」と思っていることや
もういっぺんでいいから「やりたい」とか、あそこへ「行きたい」と思っていることがあれば、それは、
案外若い頃より実現できる可能性が高くなっていると思うようになった自分がいました。
神戸にて
今回の「朗読劇」わなびー(I wanna be…)の企画は
web友こごみんの「あーもう一度舞台に立ってみたい」という日記のつぶやきが始まりで
それならみんなで「こごみんの夢をかなえたろうよ」というところからスタートしたのでした。
4月16日~二泊三日で神戸に行って参りました!
お陰さまで中身がぎっしり詰まったとても有意義な旅となりました。
札幌―神戸間は距離こそありますが、飛行機に乗ってしまえば1時間50分で着いてしまいます。
神戸空港から三宮までがまた近くてポートライナーという羽田でいえばモノレールのような電車に乗ればわずか18分です。
ひとまず荷物を三宮のホテルに預けてから私はリハーサル場のある大阪の西四条駅に向かいました。
と書けば簡単ですが、リハーサル会場に着くまでが今回の旅の最大の難所でした。
阪神と阪急電車を間違えて乗ってしまったことは後から知りましたが、地理感がないっていうのは本当に心細いものです。
予習はしていたのですが、覚えきれなかったのです。
神戸空港からホテル、ホテルから三宮駅、三宮駅から西四条駅、西四条駅からリハ会場、そして西四条駅から姫路駅への
この日の行き先分、5枚のマップを持って家を出たはずなのですが、もっとも大事な三宮~西四条駅のマップを家に忘れてしまったのです(ボケその2)
それでも携帯電話のお陰でリハーサル会場にいるkontaちゃんにメールをして電話を頂いて、なんとか辿り着くことができました。
実はリハーサルにいらした主演のこごみんはじめ皆さんはこの日初めてお会いする方ばかりで、しかも以前からweb上で行き来しているのはこごみんとkontaちゃんだけだったのです。
さてリハーサル場に、こごみんと演出のともりんさん(web友ゆんちゃんのご主人)、照明を担当してくださったkontaちゃん、劇中の音楽をセレクトしてくださった式子さん、タイム係りをしてくださったうらないしさん、1時間半遅れて私の計7名が揃いました。着いてすぐにオープニング曲のバッハのプレリュードを1回弾き、劇のラストを飾るこごみんの歌「二隻の舟」(中島みゆき)の合わせをして、すぐにゲネプロとなりました。ゲネプロといっても、音響機材がないので場面ごとに止まります。音楽と言葉の尺が合わなかったり、他にも細かいところは色々ありましたし、「本番、大丈夫なんだろうか?」そう心によぎったのは私だけではなかったと思います。
でもこの時、こごみんは「ともりんなら大丈夫 やってくれる」と確信していたそうです。この信頼関係の素晴らしさ! ともりんさんはこごみんからの全幅の信頼を受け、本番では見事にやってのけてくれました。(つづく)
P.S. ボケその1は、家から飛行場に向かう途中携帯がないことに気づき、ドキドキしながら家に戻り、家電で携帯に電話をかけてみると、バックの底から呼び出し音が聞こえてきたことです。