2007年7月12日 (Thu)

母の60年。









今日は母の60回目のお誕生日でした。
還暦のお祝い。
赤いちゃんちゃんこはやめてねと言われていたので(笑)、プレゼントは何がいいかなぁとずっと何か記念になるものを考えていたのですが、ちっともいいものが思いつかず・・気づけばお誕生日まであと1週間にまで迫まり(汗)
かなり焦りつつ思いついたのがアルバム。
妹と合作で母をイメージした詩を交えながら母の60年間の写真でコラージュアルバムをつくることにしました。
母の写真は母が10代の頃沖縄に引っ越す際、悪天候で運搬船から流されてしまい一部がなくなってしまっているものの60年分といったらやっぱりかなりの量。
その中から抜粋して写真を選び、スキャナで一枚一枚読み取りプリント。
これだけでも数日がかかってしまいました。とほほ。
で、それからやっとアルバムづくり。
あっという間に時間が過ぎ、徹夜して当日ギリギリなんとか滑り込みセーフで完成しました(苦笑)
そんなこんなで超寝不足。
でもって、当日は母の好きなご馳走をいっぱいつくるねと約束していたので、よれよれのままキッチンへGO(笑)
メニューは母のリクエストでお赤飯に手まり寿司(ご飯ばっか・苦笑)、それから納豆と梅の春巻き、具沢山豆乳みそスープ、蒸し鶏のゆず胡椒和え。
+デザートは昨日つくっておいたオレンジクリームのケーキに甘納豆の抹茶クッキー。
↑のメニュー、実のところみんなひとりでつくるのははじめてのものばかり(汗)
なのにせっかくだからとお赤飯も1からつくろうと私的にはかなり無謀な挑戦を。
そんなこんなでものすごく段取り悪く、朝から手をつけ始めたのに結局出来上がったのは夜。夕食になってしまいました(苦笑)
それでも頑張った甲斐あって?出来上がりはまずまず(自画自賛・笑)
母も大喜びしてくれて本当によかったです(*^ ^*)
で、例のプレゼント。
実は時間がなくてつくる時間も場所も選んでいる余裕がなかったので、母にも製作過程をばっちり見られてしまっていたりして・・カッコ悪い(苦笑)
でも見ないフリ?をしていてくれた母、泣きそうになりながらすごくすごく喜んで、一生の宝物にすると言ってくれました。
はぁぁ~私まで泣きそうでした。

母の60年は苦労ばかりだったように思います。
15の頃にお父さんが事故で亡くなって、それからは体の弱いお母さんとまだ小さな妹弟達を支えるため進学を諦めずっと働きっぱなし。
同年代の子たちが青春の楽しい思い出をつくっている時も母はひたすら働きどうしでした。
その後結婚してからも不甲斐ない(ゴメン!・苦笑)夫を支え、黙々と働き、入退院を繰り返す体の弱い小さな私も心配をいっぱいかけてきました。
そして60歳を迎えた今も私たちのために一生懸命働いている母。
働くことはとても楽しいと言っているけれど・・これからは今までの人生の分も自分のための時間を楽しんで欲しいと思います。
そのためには私ももっともっと頑張らなくては。
いつかスペイン、サンチャゴ巡礼の旅に行きたいと言っている母。
その時は私もカメラ片手にお供をしたいと思っています。
数ヶ月かけてゆっくり回る徒歩の旅。
いますぐは無理だけど、きっときっとスペインの旅をプレゼントするからね!

一番上の写真はコーヒーの出前を配達に向かう母。
矢田小町と呼ばれていたそうな(笑)
おさげのは写真屋さんのモデルをしていた頃の母です。
2007-07-12 17:51 in birthday | Comments (0) #