夏休みも無事に終わり、ビーグルの師匠宅へ恒例の里帰りに行ってきました。師匠には初代チャッピー、2代目ロッキー、そして私がどうしても我が家に迎えたかったピンキーと、今までに3匹のビーグルをお世話になっています。
現在師匠のお宅には、一、ジャック君の息子であるロッキーの同胎犬のミーちゃん(シルキーの叔父さんにもあたる)、二、ピンキーの父であり、チビコロの父でもあるラスティ君など数頭がいます。ミーちゃんとラス君を運動場に出してもらいましたが、11歳になるミーちゃんの首、肩、胸の厚み、足の太さ、体の張りには本当に驚きました。普段ロッキーを見ていて、年齢の割にはシャキッとしているつもりだったんですが、同じ兄弟でもこんなにも違うものなんですね・・・。思いっきり負けてます。(笑)
今から11年前にミーちゃんのドッグショーの応援に行ったときも、まだ幼いのに妙に体ががっちりしているミーちゃんと、顔もウリっぽくて体の線の細いロッキーと、その差にびっくりしたのを思い出しました。どうしたら筋肉質なミーちゃんのようなビーグルになれるのか、師匠に質問しても、「何にもやってないよ~」とのこと・・・。それから私は自転車を使ったり、起伏のあるところを走らせたりと夢中になって体を鍛えたこともありました。懐かしいですね~。
ロッキー一匹だから時間もありましたし、なんといっても私自身30代でしたから体も動きましたし。今は体力維持の為に、ジョギングをしてなんとか12匹の世話を続けられています。私達が元気でいなくては、子供達が困まってしまいますから・・・。
ラス君は、なぜか夕方になると犬舎からおうちの中に入ってきます。家の中に入れてくれないと、ずっとなき続けているそうで、とうとう師匠も根負けしたそうです。(笑)師匠が食事をしているときは、窓際でカーテンを頭からかぶって、目だけキョロキョロさせているらしいです。女の子みたいにかわいいお顔のラス君、今日も朝までおうちの中でくつろいでいることでしょう。
もうひとつのお楽しみは、ラス君と我が家のビッキーとの間に産まれた3人娘のひとり、ミホりんに会うことです。一月生まれですので、生後8カ月になったミホりんは、とにかく性格が明るくて、他の先輩ビーグル達もあっけにとられるほどお転婆だとか・・・。やっぱり!とうなずいてしまいました。我が家のチビッキーもコロッキーも全く同じ性格だからです。彼女達の頭の中には「遠慮」という文字はありません。母ビッキーより体も態度も大きくなって、ジャッキーに対しても全然平気で向かっていく程なんですから、今までうちで産まれた子供のなかにはこういう子はいません。でもそのおちゃめなキャラクターはいかにもビーグルらしくて、いたずらしてもついつい多目にみてしまいます。
師匠はこの10月いっぱいでショーブリーダーとしてのすべての活動を終了されます。夏前に知ったときはとてもびっくりして寂しい気持ちになりましたが、師匠にお会いして話をしているうちに納得してきました。
あくまでも趣味で、普段は会社勤めをされていて、ご自分の納得されたかけ合わせしかされない師匠でしたので、30年も続けられてもうやるべきことは全部終了されたのではないでしょうか?私達がロッキーを譲っていただいて同胎犬のミーちゃんの応援にいっていたころも、めったに繁殖、ショー出陳もされていませんでした。そのあと、ジャッキー、クッキーが産まれてからは、一年に一度か二度ショーに出られるぐらいになり、最近はほとんどそれもなくなっていました。
現在師匠のお宅にはスプリンガー2頭、ビーグル8頭います。そのお世話だけでも大変な事だと思います。これからの人生、この子たち全員を看取るまで元気でがんばらなきゃ!といわれていました。。師匠は自分で増やしたんだから、自分の責任で、最期までかわいがらなきゃ!ともいわれてました。私も自分でロッキーの血を続けようと思って、家族がここまで増えていったので、師匠のいわれるように、健康に気をつけて、子供達が路頭に迷うことのないように、ガンバッテいかなけければと、改めて思いました。
ブリーダーとしての師匠の活動は終了されても、私達にとっては永遠のビーグルの師匠です。師匠にお会いしていなければ、ジョイポケットのビーグルに会わなければ、こんなにもビーグルに夢中になることはなかったと思っています。これからも我が家の子供達を連れて、里帰りしたいと思っています。そしてこれからも、ジョイポケット犬舎の血をひいたビーグル達と楽しく賑やかに生活していきたいと思っています。また子供達の成長を師匠に見せにいくことが、わたしたちの仕事の励みにもなっています。