2021年2月24日 (Wed)

惜別の思い、かな?

20数年続けてきた趣味のステンド・グラス製作をお終いにすることにした。
最後の作品を作り終えて、
工具やガラス、ハンダ、溶剤などいろいろをボツボツ片づけ始めている。
大きいガラスやあまり使わなくてまだきれいな工具などは、
お教室を主宰している工房にもっていって、使ってもらおうと思っている。

コロナ禍でお教室のあった文化センターが長くお休みになり、
場所替えをすることになってさらにお休みが延長し、
そんなこんなで10人いたお教室の生徒がぽつりぽつりと辞めていった。
連れあいや、親、本人の体調不良という理由。
あー、そうかも、と思う人もいるし、え?そう、と思う人もいて、
体調不良はある意味便利な言葉かもしれない。
私の理由は「そろそろ潮時かも」。これで半分の5人がいなくなった。

自分も辞めることにしたクセに、人がいなくなるのは寂しい。自分が辞めて去るのは寂しい。
それなら辞めなきゃいいじゃない、って思うけど、
私の中でなにかが終わった感じ・・・。
気力がなくなった、情熱がなくなった・・・、歳を取るってこういうことか、とよく思う。
若い頃には分からなかったことが今わかる、それがこの“喪失”の感覚だ。

元気いっぱい、好奇心満々、そんな自己イメージが変わっていく。
そんな自分に寂しさがつきまとう。
でも折り合いをつけていくしかない。歳を取るってそういうことなんだ、と思う。
“急がない” “小さな楽しみをゆっくり味わう”・・・、
そんな感覚が生まれている。それを大事にしたいと思う。
2021-02-24 11:13 in 日常 | Comments (2) #