2007年10月24日 (Wed)
地下鉄の停電事故
東京の地下鉄で起きた停電事故
原因は人為的ミス、点検後の入れ忘れ?
人事といえ同業、ドキッとする出来事でしたね
高圧以上で電気を使っている場所の変電設備は年1回の点検が法的に義務付けられている
そして点検の際には一度全てのブレーカーをOFFにする
若い頃同じような失敗しました
ブレーカーはすべてONでなく切れた状態のもいます
確認はしたけど印をつける前に切ってしまい、ONにするとき「あれ?これって切れていたやつ?」状態になってしまった
まだ若かった頃ですから記憶に自信があって「これはOFFね」
ところが次の朝、客先より「奥の電気がつかないんだけど見てくれる?」
「分かりました。すぐにお伺いします」
「おかしいなぁ点検したとこに異常個所はなかったのに」
異常個所は「ブレーカーの入れ忘れ」
人間の記憶はいい加減なとこがある
以降必ず印を取り付けてから操作するようにしている
デジカメが普及した今では作業着手前を写しておけば終了後のチェックに使える
同業の立場から言わせて貰えば
重要な設備になればなるほど作業の手順書とか作業マニュアルが整備されてて「ブレーカーの入れ忘れ」なんて単純ミスの発生は考えられない
他に何かあったんじゃないだろうか?
第1報を聞いたその時の作業責任者は全身の血が一瞬で凍りついてしまっただろうな