2011 04月 03日

土に帰る


オヤジの納骨に京都の本山まで行ってきました。
土に生まれ土に帰る、といっても最近は火葬なので実感に欠けますが。
文明の便利さに慣れきってしまい、自然に対して驕り高ぶった所が多少なりともあるんじゃないでしょうか。
自然には想定が無いそうで、想定外なんて人間が勝手に線を引いて言い訳しているだけだそうです。
信仰心がほとんど欠落しているおいらでもこういう場所では色々考えてしまいます。
おりしも京都では【親鸞聖人七百五十回忌大法要】が各お寺で来週より開幕。
ここ西本願寺でも大掛かりな準備がなされてました。

木造の渡り廊下
自然な材料を使った構造物はなんとなく心が落ち着きます。



鉄筋コンクリート構造の建屋の壁は普通15~20cmほど。
一部の特殊な構造物を除いて、耐震壁みたいな構造上重要な壁でも25~30cm。

一部の特殊な構造物・・・・・その中の一つが原発建屋。
壁厚は実に1m程、中に入っている鉄筋の太さも全然違う。
なのに自然界にも存在する水素が燃えただけで木っ端微塵。
爆発と言っても急激に燃えただけで水素が酸素と結びついて水に戻っただけ。
建設業関係の人にはかえって信じられない出来事でした。

原発を否定しているわけでは無いが驕りがあったのではないかと、、、、
原発を全否定する人は夏場のエアコンを撤去して欲しいですね。

帰りに京都市美術館で開催されている親鸞展を見てきました。
数百年前に作られた親鸞聖人坐像に正対すると視線が心の中まで入ってくるような感じでしたが、妙に落ち着ける気がした。

地震と津波の被災者の方々には一刻も早い復旧と元気が取り戻せますように・・・合掌



エントリーの編集

Ready to edit this entry.















  削除