2014年1月31日 (Fri)

たまには、感想文 



たまさか人形堂それから 津原泰水

言葉の魔術か?なんだかとっても居心地のいい世界だった。


この本は、kuraraさん書評を読んで知りました。
初読みの作家さんになります。

この本、実はシリーズ2巻。
普段、シリーズものは最初から・・・がモットーなんですけど、
ちょっと例外(笑

メインの登場人物は4人。

いちおう店主の澪さん。
とっても可愛い(笑

店の立役者、富永くん。
人形マニアで資産家の坊ちゃん。

わけあり中年職人の師村さん。
高い技量の持ち主、日本人形のスペシャリストか?

束前(つかまえ)さん。
ラヴドール作りを専門にする、なかなか気になる存在。

短編5作が、この4人とその物語の関係者(含む人形)でつづられる。

まずここがポイント「私は、人形が大好きである」

リカちゃんが登場した時は、拍手喝采であった(笑
そう、油性マーカーに限らず、布からの色移りも大敵なのだ。
染みちゃって、消せない。
素敵な黒いドレスなど、着せっぱなしにしておくと・・・
ボディに黒が色移りして、泣くに泣けないことに・・・

あぁ、わかる・・・わかるよリカちゃんのじょうたいがーーーーっ(爆
取り乱しました。

市松人形のお話は、怖いお話しではなく、
髪が伸びる謎に挑むという、科学的なお話しで、
心ほっこりだった。

表紙の富永くんの周りにあるものはいったい?っと思ってたら、
これはそういうものだったのねっと、にやり。
スランプのお話しも、うんうん、そうだねっと、同感してしまったり。

お店の中の話とか、初読みなのに、自分もそこにいるような気分になってしまった。
言葉の使い方とか、ものすごくなじんでしまって、
あっという間に読み終わってしまった。
時間的にも気持ち的にも・・・

次は、1巻だな・・・(笑
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