(=゚ω゚)ノ
「おかあさん・・・・・・?」
まろちゃん。
うん
そうだね・・・。
3月22日(土)午後8時
麻呂が亡くなりました。
わたしたち家族に名前を呼ばれながら。
18歳5か月でした。
麻呂が
ごはんをいっさい食べなくなったのが
2月半ばのことでした。
それまでは目、耳、脚が不自由とはいえ、
加えてだんだん育つ乳腺腫瘍をかかえていたとはいえ、
ごはんだけは元気に食べていたのです。
どうぶつ先生に、危篤状態といわれました。
それからの日々は、毎日
動物病院通いでした。
皮下点滴、吸入そのほかそのほか、
どうぶつ先生は、麻呂が苦しい状態で過ごさないようにと
あらゆる手を尽くしてくださいました。
犬兄さんは東京から飛んで帰ってきまして、
たった一日ですが麻呂と過ごす。
あああそんなとき折悪しく
まろ母の入院が決まってしまった。
まろ母は3月10日にやむなく入院。
毎晩毎晩ベッドの中で、麻呂を思うことしかできないつらい日々。
でも、
麻呂は
10日後のおかあさんの退院を待っていてくれたんだ。
おうちの
タオルケットの上で寝ている麻呂に
そっとさわる。
まろちゃんがんばっている。
神様ありがとうございます。
その翌々日でした。
夕食時、
まるでわたしたち家族が揃ったその時を狙ったように
麻呂の様子が・・・。
わたしたちに肩をゆすられ名前を呼ばれながら
とうとう
麻呂は
遠くにいってしまった。
その夜
どうぶつ先生に最後の
診察をしていただいた。
「おかあさんを待っていたんですね。」
先生、わたしの退院が数日遅かったら
わたしは間に合いませんでしたね。
「いやいやそうであればそのように
まろちゃんは待っててくれましたよ。」
今は写真の中から微笑んでくれるだけ。
おやつをもらう直前の
期待いっぱいの顔をした写真。
今、
麻呂は虹の橋にいる。
虹の橋では
ごはんも食べられるように元気になって
幸せに過ごしているのかな。
でもきっと、
待っている。
ずっとそこで
待っている。
4歳のころの麻呂。
柴犬には雪がよく似合う。
この写真は
凛々しい姿の
赤毛の麻呂。
おかあさん、
前に進んでよ・・・・・・
と、
語りかけて
くるのです。