2021年8月17日 (Tue)

誕生日

昼過ぎ頃に電話が鳴り、受話器を取った夫が「え? 何? 誕生日?」といっている。
私も、誕生日? はて、孫はまだのはずだし、何の話? と思う。
そしたら夫が私に受話器をよこしながら、「誕生日おめでとうだってさ」とニヤニヤする。
え? 私? とあわててカレンダーを見る。えーと、今日何日だっけ?

受話器の向こうから3歳の孫の甲高い声が響く。
「おばあちゃん、おたんじょうび、おめでとう!」
父親に教えられた通りの一語一語はっきりした声だ。
「ありがとう!」といいながら、プッと笑いそうになる。
そうか、今日か、すっかり忘れてた。

「〇〇は3歳。おばあちゃんは何歳?」
ウッと詰まる。なかなか鋭いとこを突いてくる。
反撃に転ずる。「5歳。〇〇よりちょっとお姉ちゃんよ」
ふ~~ん、と納得していないらしい気配。

敵もさるもの、ターゲットを変えて「おじいちゃんは何歳?」ときた。
夫に受話器を渡す。夫も負けてはいない。「おじいちゃんはね~、忘れたぁ~」
受話器の向こうで、「忘れたって」と父親に報告している声が聞こえる。
雨がザンザン降る音しきりの中での孫との攻防戦、けっこう面白かった。
2021-08-17 15:01 in 日常 | Comments (0) #

2021年7月19日 (Mon)

ワクチン接種2回目が済んだ

あー、やれやれ、ワクチン接種2回目が済んで、気が落ち着いた。

初めは近所のスーパーのすぐそばの医院に電話してみたら、
診察券がないとダメという。
つまり、かかりつけでないとダメということらしい。

幸か不幸か病気と縁のない私たち夫婦は、かかりつけというと、歯科と眼科しかない。
仕方ないので集団接種にしようとしたら、ネット予約がなかなか難しい。
だんだん面倒臭くなって、しばらくは放っていた。
でも、やっぱりなんか落ち着かない。

で、ネット予約に再チャレンジ。
要領が少し分かったせいか、今度はすんなりいって、
接種も係員が大勢いて懇切丁寧に世話してくれてスッといった。
そして3週間後の今日、2回目の接種も済んだ。

副反応は1回目は接種部位が夜、少し痛んだ程度で、なんということはなかった。
2回目も多分大丈夫じゃないかと思ってるけど、どうだろう?

東京の次男は風邪のような症状が出て、後が少ししんどかったといってたけど、
若い人のほうが身体が敏感に反応するのかな?
2021-07-19 14:35 in 日常 | Comments (4) #

2021年7月15日 (Thu)

朝の散歩

わ~、暑い暑い。
でも気持ちいい。

散歩を朝に切り替えてどれくらいになるかな。
時間を夕方にずらしても、むっとした熱気に当てられて、とてもじゃなかったけど、
朝、9時頃に切り替えたら、どの道を通っても、風が吹く。
日差しは暑いけど、さっぱりした風が、あ~、いい気持ち・・・。

この辺りは山裾に切り開かれた住宅地なので、
川沿いやら林間やら、いろんなコースが取れるのもいい。
ありこちの木立で、わんわん、うるさいほどセミが鳴く。

夏生まれの私はセミの声が大好き。
この声を聴かないと夏が来た気がしない。
一生懸命鳴いてる、頑張れ、とか思ったりして。

40分ほどの散歩、
でも1日の大事な仕事をこなしたみたいで、いい気分だ。
2021-07-15 10:13 in 日常 | Comments (0) #

2021年2月24日 (Wed)

惜別の思い、かな?

20数年続けてきた趣味のステンド・グラス製作をお終いにすることにした。
最後の作品を作り終えて、
工具やガラス、ハンダ、溶剤などいろいろをボツボツ片づけ始めている。
大きいガラスやあまり使わなくてまだきれいな工具などは、
お教室を主宰している工房にもっていって、使ってもらおうと思っている。

コロナ禍でお教室のあった文化センターが長くお休みになり、
場所替えをすることになってさらにお休みが延長し、
そんなこんなで10人いたお教室の生徒がぽつりぽつりと辞めていった。
連れあいや、親、本人の体調不良という理由。
あー、そうかも、と思う人もいるし、え?そう、と思う人もいて、
体調不良はある意味便利な言葉かもしれない。
私の理由は「そろそろ潮時かも」。これで半分の5人がいなくなった。

自分も辞めることにしたクセに、人がいなくなるのは寂しい。自分が辞めて去るのは寂しい。
それなら辞めなきゃいいじゃない、って思うけど、
私の中でなにかが終わった感じ・・・。
気力がなくなった、情熱がなくなった・・・、歳を取るってこういうことか、とよく思う。
若い頃には分からなかったことが今わかる、それがこの“喪失”の感覚だ。

元気いっぱい、好奇心満々、そんな自己イメージが変わっていく。
そんな自分に寂しさがつきまとう。
でも折り合いをつけていくしかない。歳を取るってそういうことなんだ、と思う。
“急がない” “小さな楽しみをゆっくり味わう”・・・、
そんな感覚が生まれている。それを大事にしたいと思う。
2021-02-24 11:13 in 日常 | Comments (2) #

2021年1月10日 (Sun)

天気予報が当たりますように

予報では明日あたり寒気が抜けて、最高気温は8度くらいになるというけど、
当たってくれるといいなぁ。
この3,4日、もう、ほんとにほんとに、寒かった。

雪は積もるほどには降らなかったけど、
私が福岡に住むようになって半世紀ちょっと、
こんなに寒かったことってあったかなぁ。もう、言葉なし。

最高気温(最低気温じゃありません)が2度とか3度とか言われると、
それだけで萎えちゃう。
そんなとき思い出すのは、昔、岩手の叔父からリンゴを送ってもらった時のこと。
お礼の葉書を出したら、返事がきた。
文面に「今日は3度で、暖かい」と書いてある。
え~!っとほんとにびっくりした。

私が盛岡で育ったのは6,7歳ごろまで。
冬も遊ぶことに夢中で、寒いという記憶はあんまり残ってない。
子供のエネルギーってすごいな、って今頃になってつくづくと思う。
でもねぇ、この歳になるともう降参、ことのほか寒さがこたえる。

どうぞ明日は天気予報が当たりますように・・・!

2021-01-10 13:54 in 日常 | Comments (2) #

2021年1月7日 (Thu)

雪がいっぱい降ってる~!

朝からず~っと雪が降ってる。
こんなに降ったのって何年ぶりかな。
いつもはちらちら舞うように降って、30分もすれば止んでしまうのだ。
これじゃ降ったうちに入らない。

今日のははじめのうちはあられだった。
“雪やこんこ、あられやこんこ”
って童謡にあるけど、あられってどうも私には雪の感じがしない。
庭木の葉に積もったのをつまんで見ると、こちっと堅い。
透明の小さな粒が光っている。う~ん、これって氷の粒、やっぱり雪じゃない。

そのうち午後も3時過ぎた頃、わー・・・、とうとう本物の雪になった。
もったりした雪片が風に舞ってひらひら、時々モシャモシャ、絶え間なく降る。
私は岩手の生まれ、夫は丹後に疎開していたことがあり、
2人とも子供時代を雪国で過ごしているので、
雪を見るとなんともいえず懐かしい気持ちになる。

2人でリビングのガラス戸越しに空を仰ぐ。
予報では明日も大雪とか。
福岡ではせいぜい5~10cmも積もれば大雪の部類。
今庭に出て測ってみた。2cmくらいかな。
明日はどれくらいまで積もるんだろう。ちょっと楽しみ。

裏庭のさざんかに積もった雪

2021-01-07 17:01 in 日常 | Comments (4) #

2020年11月16日 (Mon)

今や死語だらけ

新聞の読者欄に、ホームセンターにトランジスタラジオを買いに行ったら、
若い店員さんには通じなかった、という話が投稿されていた。
「ちっちゃいラジオですか」と言われ、
ほかの店員さんには「ポケットラジオ? スリムラジオのこと?」と聞かれ、
さらに別の店員さんの「AMFMラジオですね」でやっと話が通じたという。

そうかぁ~、今やトランジスタラジオも死語なのか・・・。

以前、やはりホームセンターに踏み台を買いに行って、
若い店員さんに怪訝な顔をされたのを思い出した。
踏み台といっても通じない。
「高いとこにあるものを取りたい時に乗っかる台」と四苦八苦で説明したら、
「あー、腰掛けですね」
う~ん、ちょっと違う気が・・・、と思いつつ後についていったら、
風呂場の用具売り場に案内された。
まー似たようなものか、と腰掛け台を買って帰ったことがある。

もっと困ったのは、某大手チェーンショップに女性肌着のシュミーズを買いに行った時だ。
シュミーズといってもシミーズ(とも言っていたので)と言い換えても、
さらにスリップと言い直しても通じない。
その時は肌着という言葉が思いつかなくて、
といって下着というと別のものを連想されそうだし、
あの形状をなんと説明したらいいのか、と立ち往生・・・。

と、若い店員さん、ハタと手を打って「あ、ランジェリーですね!」
え? ランジェリー?  今度はこっちが何となくギョッとする。
ヒラヒラがいっぱい付いたどことなくなまめかしいシロモノ・・・。
今から14、5年前のこととは言え、
そんなものを探していると思われたらハズカシイ、といらぬ意識過剰が湧く。

教えられた売り場に行ってみたら普通のシュミーズが並んでいたのでほっとしたけど、
ついこの間も、テレビのニュースか何かでジュークボックスがどうしたとか言っていた。
今の若い人はなんのことか分かったのかな。
あれもこれも死語だらけ。
時代は変わる・・・、と感慨にふけるのはいいけれど、不便なのが困っちゃう。
2020-11-16 11:36 in 日常 | Comments (2) #

2020年10月25日 (Sun)

まだ10月だっていうのに

あ~ぁ、まだまだ10月だっていうのに、今日、とうとう暖房つけちゃった・・・。
昼はそこそこ、あったかいとは言わないけど、それなり過ごしやすい気温。
散歩の時なんて、肌寒い風もかえって気持ちよいくらい。
歩いているうちに、だんだん暑くなって、
しまいに羽織ってる上着を脱いでしまうほどだ。

でも「秋の日は釣べ落とし」って昔の人はほんと、よくいったもんだね~。
夕方近くなると日暮れが速く、ストーンと寒くなる。
まだ10月だから、って我慢してたけど、夜10時近くなって、
とうとう言ってしまった、「ねぇ、暖房つける?」

衆議一決、(って2人しかいないけど、)早くも暖房つけてしまった。
まだ10月なのに・・・。 ;0;)
ついこの間まであんなに暑くて、
永遠に続くかと魘(うな)されそうだったのに、
あれから2ケ月しか経ってないのに、
こんなにアッサリ暖房使っちゃっていいの?

なんか裏切りものになった気分・・・。

でも寒いもんね、仕方ないよね・・・。

そうそう、東京の次男から、今年のお正月の里帰りは止めとくって連絡が来た。
うん、そのほうがいい。私たちもそう思ってたとこ。
今年ピカピカの小学1年生になった孫が電話を替わる。
「喉がおっきくなって、大きい声が出るようになったよ」と元気な報告だ。

息子の送ってくれた動画では、前歯が抜けていたっけ。
新しい歯はまだ生えていないらしい。
「子供の歯が抜けて、大人の歯になるんだよ」と教えてあげる。
「おじいちゃん、おばあちゃんも大人の歯?」
「そうよ。でも歳を取ったから、大人の歯が抜けて、入れ歯もあるよ。
来年来た時に見せてあげるね」と約束する。

今年は会えないけど、その分、来年の再会が楽しみだ。
2020-10-25 00:32 in 日常 | Comments (0) #

2020年10月13日 (Tue)

サツマイモの日

週に一度の買い出しで車に乗ったら、先に乗っていた夫が
「お、今日はスンバラシイ。何の日だと思う?」という。
「う・・・見当つかない。何の日?」
「サツマイモの日」
2人で一緒にグフッと笑う。

車に乗るとナビの女性アナウンスが(その日の初乗時のみだけど)、

「きょうは・〇〇の・日・です」

とアナウンスする。
22日が「夫婦の日」とか語呂合わせの分かり易いのもあるけど、
たいていは、え、そんな日があるの? なんで? というのが多い。

これまでの一番の傑作は
「今日は、バミューダ・トライアングルの、日、です」
夫と2人で一瞬のけぞった。
「ここは日本だよ。なんでバミューダ・トライアングルなの~!」

「シーラカンスの日」も私たち夫婦に大受けした日の一つだ。
一体どこの誰がシーラカンスなんて思いついたんだろう、と可笑しくてしかたない。

こんな調子なら「今日は、お隣のワンコの日、です」
「今日は、庭でモゾモゾ芋虫の日、です」
いくらでも作れるね、と夫婦で盛り上がってしまう。

何とか委員会とかがあって、1年365日に全部「〇〇の日」が決っているのかな、
委員会なるものもいくつもあって、それぞれ勝手に決めてるのかも、
そうなると、1日1つじゃなくて、
2つも3つも「何とかの日」の名称を持ってるのかもしれないね、
でもそんなに勝手に決めてもいいのかな、
ネットで調べたら、なんか分かるかも知れないね。

・・・とか言いながら、それっきり。けっきょく何もしない私たちです。
2020-10-13 17:53 in 日常 | Comments (0) #

2020年10月12日 (Mon)

秋の香り

庭仕事をしていたら、ふっとキンモクセイの香りが鼻先に漂った。
あー、そうだっけ・・・、と傍らの木を見上げる。

我が家には玄関ポーチの脇に銀木犀が1本、
庭には3本の金木犀が植わっている。

ギンモクセイはそばに近寄ってかがないと分からないほど匂いは控えめだ。
でも上品でやさしい香りが好き。
キンモクセイは匂いはちょっと強いけど、ふわーっと広がる甘い香りをかぐと、
「あー、秋だな」としみじみ思う。
夕方近く、散歩の途中でどこからともなく漂ってくるキンモクセイは、
空気を淡い紫色に染めるように思える。

けど、そういえば・・・、
我が家のキンモクセイは今年はちっとも匂わなかったな・・・、
と今、遅まきながら気づいた。
立ち上がってよくよく眺める。
黄色い小さな花が少ない。・・・うーん、どうしたのかな・・・。
木が歳を取ったということじゃあるまいしね・・・。

でもやっとやっと匂いを放つくらいには花が付いた、ってことで、
まーよかった、ということにしておこう・・・。
これがほんとの我が家の秋の香りなのよね、
ちっとも匂わないことに気づいていなかったなんて、ごめんね。
てなことを思いながら、庭仕事に戻った。

・・・とここまで書いて夫に読んでもらったら、
彼曰く、
「花が少ないのは夏にばっさり剪定をしたからだよ。」
そうなのかぁ~、あー、なんかホッとした。
2020-10-12 12:20 in 日常 | Comments (0) #

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