2015 10月 20日

長良川神話崩壊


先日紅葉ドライブに行って野麦峠を長野県側から越えて岐阜県側に降りてきた。
野麦峠から降り始めた辺りが飛騨川の源流部でした。
見渡す限りの紅葉や針葉樹林、人工的なのは1本の道だけ。



現流域には谷が何本もあり保水能力がある山々からの水を集めて流れ、谷底は遥か下のほうなのに水の流れる音が道まで聞こえてきた。
それだからこそ途中にダムが多くあり流れが途切れる川は見るに忍びないけど、現流域は魅力的でした。




長良川の源流部は東を見ても西を見てもスキー場にゴルフ場、真ん中には高速道路に別荘地、高原野菜の畑や牧草地。
子供のころ見に行った水芭蕉の群生地の湿地帯も今ではほとんど無い。




これでは雨が降ればすぐに濁り水が出水、一日も経てば大きく水位減少。
おかげで高水の後の入れ掛かりなんてのは昔々の話になってしまいました。

子供の頃から親しんだ長良川、特別な思い入れがありましたが一度見直してみよう。
来シーズンの鮎釣りは何時までも昔の幻影に捕らわれずに釣れる川に行きますか。



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