昭和初期ごろ発売されたドイツ製のスプリングカメラです。
久しぶりにポジフィルム(ベルビア100F)を入れて撮影に持ち出してみました。
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露出は絞りとシャッタースピードを手動で合せます。デジカメを露出計代わりにシャッタースピード優先モードにして(このスプリングカメラの最高シャッタースピードは1/300秒です)そこから導き出された絞り値をこのカメラの絞りと合わせます。フレーミングは簡単なフレームがありますがはなはだアバウトです。でもうひとつ重要な要素がピント合わせです。一番原始的な目測式です。合わせたいものへの距離を目測してフィートに換算(このカメラはフィート表示です。一フィートは約30センチメートル)レンズを回して指標に目測のフィートを合す。ちなみにこのカメラの最短撮影距離は5フィート(約1.5メートル)です。それからシャッターをチャージします。その後シャッターを切るのですが小さなねじのようなこのシャッターはちょっと触るだけで直ぐ切れるのです。フレーミングする前にちょっと触って切れてしまったことが多数ありました。
フィルムは普通の35ミリサイズより大きい120タイプで6×4.5のフォーマットです。作例写真は出来上がったらアップします。
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こんなフィルム
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フィルム装填
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フィルムを巻き上げていくと丸い赤窓から数字が見える。一枚目スタート