修養四十七言
大正11年発行の教養書
以前に古本屋で何となく購入していた。書棚の奥で眠っていたがつい最近虫干しで引っ張り出してきた。
パラパラと捲ってちら読み。 いろは四十八文字から「ん」だけ欠けた47インデックスで構成されている。 そのなかから「わ」をご紹介。
わが庵は青天井につちむしろ 日月をあかり風を手ぼうき
この句?から話を広げていく。 著者は高山喜内 この句のなかで最初に取り上げたエピソードは仙台の林子平 その著開国兵談が、幕府の逆鱗に触れて、絶版を命じられ、 かつ版木を没収 焼棄された時、 家もなし妻なし子なし版木なし 金もなけれど死にたくもなし と嘆じて、以来、六無斎と号した。
その他にも富者と貧者どちらが幸せかのような話の展開が興味深い。
検索をかけると古書店で在庫しているところもあるようです。 興味のある方は是非。
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