2020年11月16日 (Mon)

今や死語だらけ

新聞の読者欄に、ホームセンターにトランジスタラジオを買いに行ったら、
若い店員さんには通じなかった、という話が投稿されていた。
「ちっちゃいラジオですか」と言われ、
ほかの店員さんには「ポケットラジオ? スリムラジオのこと?」と聞かれ、
さらに別の店員さんの「AMFMラジオですね」でやっと話が通じたという。

そうかぁ~、今やトランジスタラジオも死語なのか・・・。

以前、やはりホームセンターに踏み台を買いに行って、
若い店員さんに怪訝な顔をされたのを思い出した。
踏み台といっても通じない。
「高いとこにあるものを取りたい時に乗っかる台」と四苦八苦で説明したら、
「あー、腰掛けですね」
う~ん、ちょっと違う気が・・・、と思いつつ後についていったら、
風呂場の用具売り場に案内された。
まー似たようなものか、と腰掛け台を買って帰ったことがある。

もっと困ったのは、某大手チェーンショップに女性肌着のシュミーズを買いに行った時だ。
シュミーズといってもシミーズ(とも言っていたので)と言い換えても、
さらにスリップと言い直しても通じない。
その時は肌着という言葉が思いつかなくて、
といって下着というと別のものを連想されそうだし、
あの形状をなんと説明したらいいのか、と立ち往生・・・。

と、若い店員さん、ハタと手を打って「あ、ランジェリーですね!」
え? ランジェリー?  今度はこっちが何となくギョッとする。
ヒラヒラがいっぱい付いたどことなくなまめかしいシロモノ・・・。
今から14、5年前のこととは言え、
そんなものを探していると思われたらハズカシイ、といらぬ意識過剰が湧く。

教えられた売り場に行ってみたら普通のシュミーズが並んでいたのでほっとしたけど、
ついこの間も、テレビのニュースか何かでジュークボックスがどうしたとか言っていた。
今の若い人はなんのことか分かったのかな。
あれもこれも死語だらけ。
時代は変わる・・・、と感慨にふけるのはいいけれど、不便なのが困っちゃう。
2020-11-16 11:36 in 日常 | Comments (2) #

2020年10月25日 (Sun)

まだ10月だっていうのに

あ~ぁ、まだまだ10月だっていうのに、今日、とうとう暖房つけちゃった・・・。
昼はそこそこ、あったかいとは言わないけど、それなり過ごしやすい気温。
散歩の時なんて、肌寒い風もかえって気持ちよいくらい。
歩いているうちに、だんだん暑くなって、
しまいに羽織ってる上着を脱いでしまうほどだ。

でも「秋の日は釣べ落とし」って昔の人はほんと、よくいったもんだね~。
夕方近くなると日暮れが速く、ストーンと寒くなる。
まだ10月だから、って我慢してたけど、夜10時近くなって、
とうとう言ってしまった、「ねぇ、暖房つける?」

衆議一決、(って2人しかいないけど、)早くも暖房つけてしまった。
まだ10月なのに・・・。 ;0;)
ついこの間まであんなに暑くて、
永遠に続くかと魘(うな)されそうだったのに、
あれから2ケ月しか経ってないのに、
こんなにアッサリ暖房使っちゃっていいの?

なんか裏切りものになった気分・・・。

でも寒いもんね、仕方ないよね・・・。

そうそう、東京の次男から、今年のお正月の里帰りは止めとくって連絡が来た。
うん、そのほうがいい。私たちもそう思ってたとこ。
今年ピカピカの小学1年生になった孫が電話を替わる。
「喉がおっきくなって、大きい声が出るようになったよ」と元気な報告だ。

息子の送ってくれた動画では、前歯が抜けていたっけ。
新しい歯はまだ生えていないらしい。
「子供の歯が抜けて、大人の歯になるんだよ」と教えてあげる。
「おじいちゃん、おばあちゃんも大人の歯?」
「そうよ。でも歳を取ったから、大人の歯が抜けて、入れ歯もあるよ。
来年来た時に見せてあげるね」と約束する。

今年は会えないけど、その分、来年の再会が楽しみだ。
2020-10-25 00:32 in 日常 | Comments (0) #

2020年10月13日 (Tue)

サツマイモの日

週に一度の買い出しで車に乗ったら、先に乗っていた夫が
「お、今日はスンバラシイ。何の日だと思う?」という。
「う・・・見当つかない。何の日?」
「サツマイモの日」
2人で一緒にグフッと笑う。

車に乗るとナビの女性アナウンスが(その日の初乗時のみだけど)、

「きょうは・〇〇の・日・です」

とアナウンスする。
22日が「夫婦の日」とか語呂合わせの分かり易いのもあるけど、
たいていは、え、そんな日があるの? なんで? というのが多い。

これまでの一番の傑作は
「今日は、バミューダ・トライアングルの、日、です」
夫と2人で一瞬のけぞった。
「ここは日本だよ。なんでバミューダ・トライアングルなの~!」

「シーラカンスの日」も私たち夫婦に大受けした日の一つだ。
一体どこの誰がシーラカンスなんて思いついたんだろう、と可笑しくてしかたない。

こんな調子なら「今日は、お隣のワンコの日、です」
「今日は、庭でモゾモゾ芋虫の日、です」
いくらでも作れるね、と夫婦で盛り上がってしまう。

何とか委員会とかがあって、1年365日に全部「〇〇の日」が決っているのかな、
委員会なるものもいくつもあって、それぞれ勝手に決めてるのかも、
そうなると、1日1つじゃなくて、
2つも3つも「何とかの日」の名称を持ってるのかもしれないね、
でもそんなに勝手に決めてもいいのかな、
ネットで調べたら、なんか分かるかも知れないね。

・・・とか言いながら、それっきり。けっきょく何もしない私たちです。
2020-10-13 17:53 in 日常 | Comments (0) #

2020年10月12日 (Mon)

秋の香り

庭仕事をしていたら、ふっとキンモクセイの香りが鼻先に漂った。
あー、そうだっけ・・・、と傍らの木を見上げる。

我が家には玄関ポーチの脇に銀木犀が1本、
庭には3本の金木犀が植わっている。

ギンモクセイはそばに近寄ってかがないと分からないほど匂いは控えめだ。
でも上品でやさしい香りが好き。
キンモクセイは匂いはちょっと強いけど、ふわーっと広がる甘い香りをかぐと、
「あー、秋だな」としみじみ思う。
夕方近く、散歩の途中でどこからともなく漂ってくるキンモクセイは、
空気を淡い紫色に染めるように思える。

けど、そういえば・・・、
我が家のキンモクセイは今年はちっとも匂わなかったな・・・、
と今、遅まきながら気づいた。
立ち上がってよくよく眺める。
黄色い小さな花が少ない。・・・うーん、どうしたのかな・・・。
木が歳を取ったということじゃあるまいしね・・・。

でもやっとやっと匂いを放つくらいには花が付いた、ってことで、
まーよかった、ということにしておこう・・・。
これがほんとの我が家の秋の香りなのよね、
ちっとも匂わないことに気づいていなかったなんて、ごめんね。
てなことを思いながら、庭仕事に戻った。

・・・とここまで書いて夫に読んでもらったら、
彼曰く、
「花が少ないのは夏にばっさり剪定をしたからだよ。」
そうなのかぁ~、あー、なんかホッとした。
2020-10-12 12:20 in 日常 | Comments (0) #