2009年5月28日 (Thu)
出羽島2009
島に出かけたい病がでるのが三年に一度だと今日気付いた。(笑)
紐解いてみると徳島県の牟岐町沖に浮かぶ出羽島に出かけたのが
2003年、2006年と今年の5月16日だった。五月は夏日のような日が
続いて出かけるのをためらっていたのだがこの日は曇りで朝も早めに
目覚めたので六時半に車を運転して出発した。連絡線の出港時間が
八時二十分。牟岐港に到着したのが八時だったからちょうどよい時間だった。港に車を置けるので鍵をして撮影機材を持って乗船した。切符は船の中で買った。このときの乗船客は私を含めて四名。ずいぶんゆったりしている。出港して15分も経たないうちに出羽島港に入港。
懐かしい港の風景。三年ぶりの上陸となるわけだ。耳に入る鳥のさえずり声が心地よい。大き目のこの鳥は体がブルーグレーとレンガ色のツートンでイソヒヨドリと分かる。そのイソヒヨドリが島のあちこちに居る。ずいぶんと繁殖しているようだ。今回もハイビスカスの花が出迎えてくれた。このはなはやはり亜熱帯を感じる。椰子に巻きついた根を持つ植物が散策の途中で「アコウだと分かった」。この木もやはり暖かいところに自生するようだ。
高台に小学校がある。今は休校となっているようで閉まっている。
島は外周を遊歩道が廻っていて草も刈られて快適に散策できたのがありがたい。ゆっくり散策しても一時間もあれば島を一周できてしまう。島の奥の海岸際に大池がありそこには国の天然記念物「シラタマモ」が自生している。その直ぐ近くには伝説の岩「蛇の枕」があり一服できる東屋が併設されてそこから見る眺望がいい。そのまま足を伸ばせば白い灯台に行き着く。
高台には手入れされた畑で野菜が育っている。島では自給自足の暮らしが営まれているのだろう。羨ましい環境。手入れされている島の人にいろいろ聞いてみた。島には蛇はいてもマムシはいないらしい。三年前におなかの大きないのししが泳いで上陸し三匹のウリ坊が生まれたが鉄砲で駆除されて今は被害を出す大きな動物はいない由。
集落は港の辺りに集中していて車は一台もないので路地も狭い。荷物を運搬するのはもっぱら手押しの二輪車。ミセ作りという京都の町屋作りと共通の
建て方の家が軒を連ねていて風情がある。昭和を感じるとでも言えようか。
ただ島には食料品店が二軒あるだけで旅館も食堂もないのでご注意。
撮影をして島を後にしたのは連絡船が出港した午後0時20分。
看板
薫風に泳ぐ鯉のぼり
出羽小学校
出羽島風景
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