午前10時。
動物病院手術室。
全身麻酔が効くまでは、
私が犬の目の高さに座り、
手をさわってあげました。
麻呂は、徐々に、何か考えてる様な顔つきになり、
そのうち、すっ・・・と昏睡状態に。
麻呂の開腹手術が始まります。
私は手術室を出て、待合室で待ちました。
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約1時間後。
覚醒したようです(これまで聞いたことのない犬の叫び声)。
先生に呼ばれて入室。
麻呂は、ケージに移されていました。
ひどくつらそうなその様子が、
慣れない私の目には異様に映るのでしたが、
しかし、
静かに声をかけたりなでさすったりするうちに、
先生のご説明通り、
徐々に常態に近づくのが分かるのでした。
そのまま1時間、犬のそばに居る。
その後いったん帰宅、
夕方の診療時間を待って、面会に行きました。
麻呂が驚くほど元気になって迎えてくれました。
おとなしく、エリザベスカラーを付けている姿にも
びっくりしました。
思えば昨夜から今日にかけて、麻呂の家族は
どんなにどんなに心配したことか・・・。
これでひとまず安心です。
昨日の心痛は、まるで何日も前のことの様な
気さえいたします。
今夜は麻呂は、病院にお泊まりです。
明晩か、明後日退院の予定ですと、先生は
おっしゃいました。
どうぶつの先生、
助けてくださって
ほんとうにほんとうにありがとうございます。
これから○○○先生の動物病院へ。
お腹部分が膨らんでいる。
もうすぐ13歳の犬なので、
犬の母は、全身麻酔が心配でならない。
夕方5時過ぎの面会。
覚醒後、5時間半経過。
先生が、近くをゆっくり歩かせておしっこさせて来てね、
とおっしゃる。
左前足に、可愛い包帯。
点滴の用具の先端(なんて呼ぶのだ?)が
隠されている(すぐかじり取るのでね)。
病院のケージで。
今夜はここにお泊まりだ。
夜中ひとりで、寂しがらないかな・・・。
がんばるんだよ。
人間のみ帰宅。
自宅の玄関入りながら、
家の中に犬が居る、といういつもの感覚で居る自分に
はっとする。
ああ、今日は病院だったか・・・と、気付く。
今晩さびしいな。
麻呂の病名は、
子宮蓄膿症です。
『peppy』秋冬号15頁に、
今日、麻呂から摘出された疾病臓器とよく似た写真が
載ってた。どひゃ~~~~~!( ̄ロ ̄lll)
とても怖い病気です。
興味ある人は見てね。