2019年9月17日 (Tue)
音なしの構え
いえいえ、ナニ(オ◯ラ)のことではありません。
最近増えた車のことです。
の~~んびりいい気持ちで散歩をしている時、ふっと気配を感じます。
? と振り向くと、いつの間にかすぐ後ろに車が・・・!
「あなた、車よ」と夫に声をかけて、あわてて道の端に寄ります。
恐縮したように頭を下げつつ、通り過ぎていくドライバーさん。
いえいえ、こちらこそ、気づかなくて。
こっちもなんだか申し訳ない気分になったりして。
それにしても最近、この手の音のしない車がほんとに増えた。
「邪魔だ、どけどけ」と言わんばかりにホーンを鳴らされると、
それはそれで腹が立つけど、
さいわいウチの辺りはそういう人はほとんどいない。
みな、こっちが気づくのを、静かに後ろに忍び寄りながら(笑)
辛抱強く待ってくださる。
この辺りは山裾を切り開いた住宅地なので、
林が多く、鳥の声や夏の暑い盛りは蝉の声もにぎやかだ。
住宅地の間に点々と広い畑も広がる。
道も、もとは農道だったのかな、と思うような狭くてくねくね曲がった道が多い。
車もそう多くないので、ついつい道の真ん中をぶらぶら歩きしてしまう。
運転する側にしてみれば、年寄りがいつまでもどかない、ってイライラするだろうな。
あおり運転とか、切れやすい人が増えたのを感じるだけに、
この辺りはまだまだいい人が多い、と安心したり嬉しかったりするけど、
やっぱり車は多少の “らしい” 音がしたほうがいい。
で、今度は車の “気配” に気をつける。
シャー・・・。
あ、昔ながらの走行音がする。振り向くと、むふ、来る来る。
道の端に寄って、待ちます。
あれ~~、手前の脇道を曲がってしまった。
せっかく早めに気づいたのにね。
現実は得てしてこんなものです。とほほ・・・。