野鳥観察について
私の思うことです。
昔、越冬のために川沿いの常緑樹に集団で越冬していました。 昼間、長い耳をたててじっと目を閉じて、あたかも瞑想しているようにやすんでいました。 そして、年々あえる機会は少なくなりました。
私達が環境を悪くし、動植物を隅に押しやっているせいもあると思います。 ここがだめなら他へ行くだろう、そんなに簡単ではないと思います。 もう越冬地の縄張りはできていて、餌も限られている。 他に天敵もいるかもしれない。
そんな厳しい環境の中で細々と生きつないでいる鳥たちを、私たちは趣味で見させて貰っているのです。最初に出会った鳥をかわいい、いとおしいと思った気持ちを忘れず、もっと謙虚な気持ちで接したいと思います。
ことに集団になると、われ先にと妙な心理に駆り立てられるようです。 周りを気遣う余裕もなく、あちこちにぶつかり、人の前に出たり、通りを塞いだり、私にも経験があります。 そしてもっと迷惑なのは、その周辺の住民や環境などへの配慮がなくなることです。
ネット上に情報が流れると、一気に広がり、とめることができません。 周辺の環境を考えて、また、その鳥が人を集めそうな希少種かどうか分からない人は、まず知っている人に聞いてほしいと思います。
2008-02-13 06:47 in フィールドノート
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