2008年2月13日 (Wed)

野鳥観察について


私の思うことです。

昔、越冬のために川沿いの常緑樹に集団で越冬していました。
昼間、長い耳をたててじっと目を閉じて、あたかも瞑想しているようにやすんでいました。
そして、年々あえる機会は少なくなりました。

私達が環境を悪くし、動植物を隅に押しやっているせいもあると思います。
ここがだめなら他へ行くだろう、そんなに簡単ではないと思います。
もう越冬地の縄張りはできていて、餌も限られている。
他に天敵もいるかもしれない。

そんな厳しい環境の中で細々と生きつないでいる鳥たちを、私たちは趣味で見させて貰っているのです。最初に出会った鳥をかわいい、いとおしいと思った気持ちを忘れず、もっと謙虚な気持ちで接したいと思います。

ことに集団になると、われ先にと妙な心理に駆り立てられるようです。
周りを気遣う余裕もなく、あちこちにぶつかり、人の前に出たり、通りを塞いだり、私にも経験があります。
そしてもっと迷惑なのは、その周辺の住民や環境などへの配慮がなくなることです。

ネット上に情報が流れると、一気に広がり、とめることができません。
周辺の環境を考えて、また、その鳥が人を集めそうな希少種かどうか分からない人は、まず知っている人に聞いてほしいと思います。