2015年5月6日 (Wed)

連休は


3~4日
南アルプスの頂上じゃなくふもとに。
連休直前にどこか行こう、と言い出す。
そこから宿を探すのは大変だけど、観光地以外なら
意外と空いている。
遠くなく、自然の中、のんびり温泉をキーワードに。
近すぎるので、高速を避け下道で峠を越え、林道を走る。


沢沿いの林道には、ヒカゲツツジが咲く。



道はまだ芽吹きも淡く、
途中、賑やかな野鳥の声で車をとめて探す。
エゾムシクイ、センダイムシクイ、キビタキ、
オオルリ、ツツドリ、カケス、カラ類。
ホオジロ、セキレイなど聴く。
野鳥のたくさん集まる場所って、何となくわかるような。
川がそばにあり、いろいろな落葉樹が広く分布している。

宿のそばでは、クリンユキフデ、シロバナエンレイソウ、
ツバメオモト、ミツバツツジ、ヤマツツジ。
大きくなったコゴミがたくさん林床を占めて、
鮮やかな緑がまぶしい。

途中の花も一緒に。
アケビ/ウスギヨウラク(は初対面、本州中部から西、
四国にしかないらしい)
途中のヒナスミレ/イカリソウ



林道



翌日宿の窓から見る高いモミのてっぺんで、
アカハラ、交替してオオルリが鳴く。

帰りは雨で靄のかかる山道を走る。
偶然にもヤマドリのメスに遭遇したり、コマドリの声を聴いたり。
のんびり走って、帰宅した。



2015年4月27日 (Mon)

山に


民家にヤマブキソウの群落があるので
まずそれを見て、いつものコースを散策!
と考えていたら、ミドリタチツボスミレを
探しに行こうというお誘いがあり、
合流する。
ヤマブキソウ


健脚な人ばかりで、最後尾でゼイゼイしながら
ついていく。
石ころの急斜面の道や、天国まで続くような階段。
やっと休憩所でヤマザクラの吹雪を見ながらお昼にして、
ほっとしたのもつかの間、まだ続く遠い道のりを歩く。
山頂からのながめ



途中アケボノスミレやオカスミレ(毛が中途半端でアカネかも)、ニオイタチツボなどに
いやされつつ歩く。
遠雷を聞きながら、歩く。

このあたり……予定どおり見つけていただきました。
みんないじけていかにも変種みたいだけど、
全体像はタチツボスミレそのもの。
花が葉になったとか? 不思議な、時間を止めるような、
インパクトのある花でした。
ミドリタチツボスミレ



帰りは急斜面をズルズルと這い下りて
やっと見覚えのある道に出た。
その頃には雨が降りはじめ、雨具の準備のなかった私は
ビニールの合羽を借りて歩く。

なんだか昂揚した気分で、降りしきる雨の中を
鮮やかな新緑をながめながら、ひたすら歩いた。
出会った他の花。
ルイヨウボタン/アケボノスミレ
オカスミレかアカネ/フキの花



2015年4月19日 (Sun)

初トンボ


初トンボの季節
平日に静かな山歩きを楽しむ、ハイキングの人は多い。
頂上近く、オオルリがすぐ近くで囀り、
今回は望遠レンズも持ち歩いていたので、
そっと準備して、目線の位置で撮ったけど、
テカテカの光線でギトギトで、すぐに遠くに
飛んでしまった。
山頂から一丁平まで桜をながめ、また戻り、
来た道を返す。
のぼりにトンボを探したけど、見つからず、
下りで、撮影中の方に会い、一緒に撮影させていただく。
羽化はもう終盤らしい。

間に合って良かった。

あとはトウゴクサバノオの開花を。
花の由来が、実が「サバの尾」みたいだからとのこと。
写っていた。
ということは、開花はずいぶん前から始まっていて、
私が曇りの時ばかりできちんと咲いてなかったのかも。
それよりもこの花の花びらと思えるところは萼片で
中の黄色が密弁化している花。
白いのが雄しべでその中に目立たない雌しべ。
同じ時期、茎の下部には閉鎖花もつけるらしい。
複雑な花でした。



土曜日の里山の虫。
ヒメスギカミキリ/ミヤマセセリ
アカハネムシなりや(?)/ツマキチョウ



土曜日の里山でシオヤトンボ




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