2019年10月22日 (Tue)

鹿島錦


鹿島錦(佐賀錦)

鹿島錦は鹿島藩第九代直のり公(約二百年前)夫人篤子様(柏岡様)が
ご病気の際病室の天井が網代(あじろ)で出来ているのをつくづくと眺め
これで何か日用品を作ることができたらと・・・考えられ側近の者に相談されたので
近習の並木某が苦心研究の末、観世縒(かんぜより)で網代形を編み印籠等を作ったところなかなかに雅趣があるものができた。
その後歴代の夫人によって工夫が加えられ、
特に直彬公(十三代)夫人藹子様、直縄公夫人政子様方々が研究、努力、考案されて、今日の様になったのである

これは紙を裁って経(たて)とし錦糸を緯(ぬき)として作ったがその後、
金、銀、漆を使って特製の箔紙に切目を入れ縦糸とし絹糸を横糸として作るようになり、
それに花や文字や紋等を配するようになってから実用品のみならず、
美術品として絢爛、豪華で気品の高い優雅なものとなり今日に至ったのである

これを製作するのは非常な精緻な技術、熟練、努力を要するので、日数がかかるのが悩みである。
現在、佐賀錦と云われているのが実はこの鹿島錦の」事である
  鹿島ではこれを発展させるため鹿島錦保存会ができている



今年も「区」の文化祭がありました
毎年出品の「鹿島錦」今年も展示され皆の目を楽しませてくれた
現、指導者の先生は103才になられ、お耳が少し遠くなられたけど現役指導者
毎年の「県展」には常連の入賞者 我町の誇りです!


文箱





ボトルカバー・遊び心も華やかに~~~





赤いちゃんちゃんこ・帽子も所望したいところ





佐賀城下雛祭りのときは錦を着た優雅な雛が飾られる







ご覧頂き有難うございます(^^♪


2019-10-22 17:41 in 肥前発信 #

2019年10月18日 (Fri)

曼珠沙華


~♡♡♡曼珠沙華(ヒガンバナ) 金子みすゞ♡♡♡~

秋のまつりは となり村
日傘のつづく裏みちに
地面(ジベタ)のしたに棲むひとが
線香花火をたきました
あかいあかい曼珠沙華
地面の下に棲む人とは・・・


黄金色に染まった田の畔に 真っ赤に燃える彼岸花
空の高さと山の深さ
しばし息をひそめ・・ふ~と深呼吸をする





棚田とはこんなに美しかったのかと愕然
棚田100選というコンテストも納得の風景
例えようのないあぜ道の曲線 自然の土の芸術
造られた人間のボディの曲線とは比べられない無垢の感





田の畔に良く植えられる彼岸花 球根にあるリコリンという
毒素のおかげで
野ねずみが穴を掘って作物を荒らすのを守るため
ご先祖さまの凄い意図を知る






静かな静かな里の秋・・今年の稲作の出来は・・
今年は自然災害が多く里の秋は寂しいかも知れない
今年が行けばまた来年も・・彼岸花に絶対逢える




<ご覧頂き有難うございます(^^♪


2019-10-18 16:22 in お花 #

2019年10月16日 (Wed)

カタバミ


令和元年・・想像も出来ない凄い自然災害、見舞う言葉がありません
復旧には時間がかかりそう・・越えなければならない時間 頑張ろう~ニッポン!


10月・・中旬・・朝夕の少しひんやり感が心地よく 秋の訪れが嬉しい
今年はカタバミが元気よく、ピンク色は少しだけ心を溶かしてくれる
お鼻の欠けたお庭番・・掘り出し物だったんですけど・・





花言葉・・輝く心 喜び 母の優しさ
小学4年生で母を亡くした私には、この甘酸っぱい茎の味が母の味と同じ!




スペイン フランスでは「ハレルヤ」とも呼ばれます
片喰 鏡草 しょっぱ草 ・・地域ごとの別名は180位あるそうです




~♡♡♡「雲」  金子みすゞ♡♡♡~
私は雲になりたいな ふわりふわりと青空の
果てから果をみんなみて 夜はお月さんと鬼ごっこ
それも飽きたら雨になり 雷さんを供につれ
おうちの池へとびおりる



城跡の樹々の間から見える青空と白い雲
カタバミのさんざめきが聞こえる昼下り





ご覧頂き有難うございます(^^♪



2019-10-16 21:15 in お花 #