2016 11月 01日

十七回忌



義父の十七回忌を無事にすませた
もう、集まる人も少ない中、兄弟、従妹達の語らいも懐かしい思い出話ばかりとなった。
時間が悲しみを風化させる・・とても良いことと思う。
   とき灯かり 静かにゆれて 召され行く~~

そう~~私には風化させたくない思い出話がある。
当時、私は東京に住んでいて、義父が倒れたと言う事で急ぎ呼び戻され
義父のベッドの横にもう一つ私用のベッドを入れて頂き、二人仲良く入院
していた
夜は体を拭いて、入れ歯を洗って水につけ・・する事はいっぱい、いっぱ
いあった
ある朝起きると、昨夜コップにつけた入れ歯が無い。どうしたの?
まさかと思いつつ義父の口元を見ると、しっかり入っているんではないか
エッツ どうして~?自分では決してはめられないのに~~??
でも・・本当は装着出来るのではなかったのか?私が単に出来ないと思い込んだだけかも~~。
こんな事でも変化の無い看病生活を支えてくれた出来事です

ある朝・・私は脈をとられていた あ~看護婦さんだ、どうしたの~?
看護婦さんも人さまなのよね・・毎朝同じ事をしているので義父と私を間
違ったようだわ
「あの~私ですけど・・」あの時の看護婦さんのお顔・・忘れられない!!

入院中は運動不足になるからと、隣の部屋の奥さまと長い廊下を拭き掃除した
雑巾を両手で押さえ、それ~~と拭き走る。。
当人達は少しは病院のためにもなると思っていたのだが・・
或る日見つかってしまった~~院長先生に。
「お気持ちは有難いのですが、お掃除をされる方の仕事の都合もありま すので・・」と
申し訳なさそうに言われてしまった。。

あれから十七年~~早い年月だったような気がする。
次は二十五回忌~この思い出を風化させずに頑張りたいと思ったことだった~~
     合掌

ご覧頂き有難うございます(^^♪  (再投稿)



    
                  





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