2011年7月30日 (Sat)
映画「生きる」~~それまでは無気力に生きてきた一人の中年男性が、死という絶対的なものを目前にして 自分を見つめ直し 人間としての尊厳を取り戻していく~~ ともすれば安易なストーリー展開に流れやすい題材を、回想形式によって事実と真実の多面性を描く事に成功 「キネマ旬報」ベストテン第1位、ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞 主役の志村喬の<ゴンドラの唄」>が感動的 (鑑賞の手引き) ゴンドラの唄 ♪~いのち短し 恋せよ乙女 朱き唇 褪せぬ間に ♪~熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の月日は ないものを 作詞:吉井勇 作曲:中山晋平 平成23年 優秀映画鑑賞推進事業の一環として今年は「黒澤 明」監督の作品4本でした 私にしては早朝 9時30分開演の映画鑑賞に出かけました 自分としては昔に観た積もりで「ゴンドラの唄」を歌っていましたがなんと!!観ていなかった事が判明 それとも余りの昔で観た事を忘れてしまったのでしょうか? 胃がんの宣告も怖いですが・・忘れていくこの現実も怖いものです それにしても志村喬さんの「眼力」の演技!しゃがれた聞き取れない声の演技! 白黒スタンダードの迫力! 出演者の豪華さ!~~ 今の時代と重なる社会派映画を改めて黒澤監督に感じました ゴンドラの唄 http://www.youtube.com/watch?v=5ykf2j0PGQU |