2025年7月27日 (Sun)

色褪せないもの








18年前の 料理家 上野 万梨子さんの著書







パリのアパートメントを改装した真っ白な空間




最初に目に止まったのが



左端っこに置いてある「BOSE CD RADIO」



30年以上前にヤマギワ電器で



一目惚れして手に入れた



わたしの愛用 CDカセットRADIO と同じ物



上野さんも愛用品とのこと



本の一節に

「夕暮れのキッチンでラジオのスイッチを入れ
ゆっくりと針が回るのを見ながらワインを 
片手に音楽を聴くのが一番好き」




そんな光景を想像しながらわたしもスイッチを入れてみる



レトロな針がシュルシュルと小さな音をたてながら止まる



CDから流れる音楽もニュースもトーンを落として聴くと



テレビとはまた違って緩やかな時間を感じられるひととき



11年前 新潟からの転居の際



「好きな物とだけ暮らす」



そんな基準で選び抜いて持ってきた家財道具



いままでの三分の一の小さな家での暮らし



新しい家の見取り図に




持っていく家財のサイズを合わせて思案した事が懐かしい



少ない物で楽しく暮らす



少しづつ増えてしまう暮らしの身の回り物



心と物の暮らしの断捨離



暑い日の家仕事時間です


2025-07-27 08:18 in | Comments (2) #

2025年7月20日 (Sun)

贈り物








丸ごと一個の桃




中にカスタードクリームがたっぷり




一年のこの時期に数個しか店頭に並ばないデザート




児童養護施設 同仁学園の理事長さんが




猛暑の中 わざわざお届けくださったもの




5月から毎日暮らしがバタバタ、加えて猛暑の日々




そんな中の贈り物






眺めているだけで元気になれそうな幸せ時間




ご縁に感謝していただきます。


2025-07-20 14:15 in | Comments (0) #

2025年7月10日 (Thu)

朝の景色








市役所脇の木立    



朝 5時半の景色




人通りもまばらのベンチは30分歩いた後の休憩場所





光と風のバランス 小鳥の囀る声が心地良い





日中の灼熱の陽とは違って穏やかな日陰





日によって散歩コースを変えながら





自分歩幅で速足からゆっくり足で7,000歩





携帯ラジオから流れる音が歩くビットを後押ししてくれる





今日やる事を考える事も散歩しながらのこと




今日も良い日でありますように。

2025-07-10 11:24 in | Comments (0) #

2025年7月2日 (Wed)

スカーレット








マーガレット・ミッチェルの



「風と共に去りぬ」はあまりにも有名




その続編をとすすめられても



ミッチェルはペンを取ろうともしなかった




ミッチェルの死後、その著作権が切れる前に




ミッチェルの2人の甥が続編を企画公募




1986年 南部の歴史小説家 アレクサンドラ・リブリーが選ばれ 




本書の執筆に5年を費やし原書(森 瑤子訳)が1991年に刊行




題名は 「スカーレット」




幾度も幾度も読み返した4冊はボロボロ状態




「すべては明日タラで考えよう 明日になればきっと耐えられる
明日は明日の陽が照るのだから」



世界中の読者はスカーレットの明日を信じた




たとえ敗北に直面しょうとも決して認めない




祖先の血が燃えている限り





いつの日かふたたびスカーレットは立ち上がるだろうと




わたしも最後まで諦めない勇気に憧れた読者のひとりでした


2025-07-02 17:15 in | Comments (4) #