2021 05月 05日

フランスパン




ハード系のぱんに使う小麦はタンパク質の含有量の多い


最強力粉(外国産)を使用するのが一般的ですが


キッチン工房 粉粉では


全てのぱんを農薬の心配のない「岩手県産の南部小麦」で作っています


ごく一部のぱん屋さんでも 「国産小麦」と記載はされていますが


はっきりと「何処の県」の「どんな品種」なのかの記載はありません


わたしの師匠 ピッコリーノの創業者 伊藤 幹雄先生は

お亡くなりになられる間際まで

『南部小麦でぱんを作りなさいと言い続けられました』

香り   うまみ   農薬散布なし  

長年先生が作ってこられた岩手県産の南部小麦ぱん

先生のご遺言としっかり心に刻んで歩いできたぱん作りの道

道に迷いそうになった時  自信を無くしそうになった時

先生の言葉を思い出しては歩き出せる元気をいただいてきました


もっとも手強い 

食ぱん  田舎ぱん  カンパーニュ  フランスパン

材料は  

南部小麦  水  自然塩  天然酵母のみ

わたしのぱん作りの原点は

材料を足すことではなく引き算する事


バター 砂糖  卵  などの副材料を沢山加えれば

ふわふわのぱんが出来ますが

小麦の香りが失われてしまいます

いつも

迷いながら 揺れながら

それでも歩きたかったぱん作りの道

伊藤 幹雄先生の足跡をたどりながら

ゆっくり ゆっくり行く道を探す日々です
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