ハード系のぱんに使う小麦はタンパク質の含有量の多い
最強力粉(外国産)を使用するのが一般的ですが
キッチン工房 粉粉では
全てのぱんを農薬の心配のない「岩手県産の南部小麦」で作っています
ごく一部のぱん屋さんでも 「国産小麦」と記載はされていますが
はっきりと「何処の県」の「どんな品種」なのかの記載はありません
わたしの師匠 ピッコリーノの創業者 伊藤 幹雄先生は
お亡くなりになられる間際まで
『南部小麦でぱんを作りなさいと言い続けられました』
香り うまみ 農薬散布なし
長年先生が作ってこられた岩手県産の南部小麦ぱん
先生のご遺言としっかり心に刻んで歩いできたぱん作りの道
道に迷いそうになった時 自信を無くしそうになった時
先生の言葉を思い出しては歩き出せる元気をいただいてきました
もっとも手強い
食ぱん 田舎ぱん カンパーニュ フランスパン
材料は
南部小麦 水 自然塩 天然酵母のみ
わたしのぱん作りの原点は
材料を足すことではなく引き算する事
バター 砂糖 卵 などの副材料を沢山加えれば
ふわふわのぱんが出来ますが
小麦の香りが失われてしまいます
いつも
迷いながら 揺れながら
それでも歩きたかったぱん作りの道
伊藤 幹雄先生の足跡をたどりながら
ゆっくり ゆっくり行く道を探す日々です