2026年2月5日 (Thu)
橋のない川
30年以上前に手にした本
住井 すえさんの 「橋のない川」
1982年 発行以来55刷
明治時代、日本にも人種差別があった
今なお語り継がれる部落民(エタ)呼ばれて
虐げられた暮らしを余儀なくされた人々
そんな部落は日本各地に存在していたという
大きな社会問題が題材
あまりにも過酷で悲しい現実にペンを取り
1部 〜 6部 その後2年かかりで 1992年7部が出版
あとがきには
ひるがえって考えますと「橋のない川」に橋を架ける作業は決して
たやすいものではなく
一生がかっても及ばないのがあたりまえかとも思われます
それは一面人間の複雑さを意味するものであり
だからこそ取り組み甲斐があるのだとも言えそうです
事実7部に及んでも問題の解決にはなお一歩も踏み込めては
いない焦燥感をどうすることも出来ません
著者 の住井さんの苦悩を垣間見た思いで再読しました
世の中がIT時代に突入しても変わらない
日本人として忘れてはならない歴史の本質
しばし暮らしの中の読書時間です

