2011 06月 07日

粉くらべ


キッチン工房 粉粉では総てのぱんに使っているのは岩手県産の「ナンブ小麦」です。

いつも東日本製粉に注文をし、その都度製粉していただいた粉を使っていましたが

3月11日の震災で東北の交通が遮断されナンブ小麦が入荷が困難になった際はとても慌てました。

幸い町田の師匠から粉を分けていただいたり、在庫の粉がまだあったので事なきを得たのですが

この先もなにが起こるか分からない、そこで群馬県の「W8号」、九州の「みなみのかおり」という国産小麦を

使ってゴマぱんと食ぱんの試作。

粉によって入れる水分も捏ね時間も全く異なり、二つの粉は4%ナンブ小麦より多く必要で、捏ね時間も

5分~10分多くかかりました。

いずれの粉も師匠がナンブ小麦の次にと推薦された粉だけあって見た目には甲乙付けがたい焼き上がり

でしたがナンブ小麦とはキメの細かさ、味は同じであっても香りが全く違うのです。

あらためてナンブ小麦の底力を知り、師匠がこの粉でぱんを作りたいと思われた意味がわかりました。

国産小麦を使っています・・・・とただ表示するだけではなく農薬を出来るだけ少なくして作られている

ナンブ小麦を使っていますとしっかりとお客様にお伝えすることが大切なのだとも教えられました。

人それぞれ好き、嫌いもあるでしょうが同時に三種類の粉を焼き比べて見てナンブ小麦の香りの良さに脱帽。

この香りを損なわないように出来るだけシンプルなぱんを作りたい、砂糖やバターも出来るだけ少なく

生地の味がしっかりと残るぱんレシピ作成に試行錯誤、これからも心と身体に優しいぱん作り続けたい、

素晴らしいナンブ小麦の味、それを教えてくださった師匠との出会い感謝です。


  ★  今週の 粉粉ぱん ★ 

■ ココナッツミルクベーグル
■ 豆ぱん
■ オレンジ&チョコチップぱん
■ 紅茶ぱん
■ 全粒くるみとカレンズぱん
■ チーズぱん
■ ズッキーニとアンチョビーのピザ
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ カンパーニュ
■ フランスパン
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