2012 02月 07日

発酵生地の匂い。。。。ぱんの香り



製ぱん服に手を通す度にピッコリーノの授業を思いだす

真っ白な 製ぱん服  コック帽  エプロン

これから 作る 「ぱん」 に対して 作り手と しての 礼儀と 心構え

だだ作ればいいというだけの安易な気持ちではいけない

無言でそう教わった気がした

粉粉ぱんの仕込は 毎週 木曜日 の夜からゆっくりと始まる

クルミをローストして皮を丁寧に取り除く

れーずんぱん用のレーズンは煮沸したお湯で茹で 一晩置いて からラム酒をかけて また一晩

ひよこ豆はとろ火でゆっくり火を通し、雑穀も半日水につけてから炊く

手間暇をかけるという言葉 昔よく祖母が使っていた

手間暇とは愛情をかけることなのだとやっと理解できた気がする

何種類もの生地を 一種類づづ 捏ね器で少しだけ捏ね

さらに大理石の作業台に乗せて時間をかけて手で転がす

すると その日 その日の温度や湿度の違いが手に伝わってくる

長時間低温発酵でゆっくりと発酵した生地は12~16時間後ふくふくとした生地になり

蓋を開けると酵母の香りがすっかり飛んで優しく甘い 粉の香り がする

その香りが まだ のときは再び蓋をして また 待つ

焼きあがったぱんは粉の香りで工房の中は充満する

形はそれぞれいびつでも片寄せあって並んでする様はまるで 兄弟 のおしくらまんじゅう

粉粉ぱんが焼きあがるまで 時間 はかかるけれど それはそれは 幸せな時間

金曜日の真夜中 もうすぐ夜が明ける頃 製ぱんを服を脱ぐ

長い一日が終わる頃 疲れよりも幸福感でいっぱいになる

昨夜仕込んだは生地が命を紡いでくれるまで暫し仮眠の時間

暮らしのすべてが心地よい そんな幸せなぱんが焼けますように。。。。


2月11日(土曜日)      ★ 今週の 粉粉ぱん ★ 

☆ 少量のグラニュー糖・カルピス無塩バター・自然卵を使って作るぱん ☆

   ■ 有機ごまオレンジぱん
   ■ オニオンベーコンぱん
   ■ オーガニックレーズン&アーモンドぱん
   ■ オレンジとオーガニックチョコぱん
   ■ マスカルポーネチーズロール
   ■ 黒糖クルミぱん
   ■ オーガニックひよこ豆と栗とチーズのフォカッチャ

☆ ナンブ小麦・玄米粉・雑穀・水・自然塩・天然酵母だけで作るぱん ☆

   ■ 無農薬玄米粉食ぱん
   ■ 無農薬玄米粉ごま田舎パン
   ■ 無農薬玄米粉リュスティック
   ■ 食ぱん
   ■ 無農薬栽培雑穀カンパーニュ
   ■ 無農薬栽培雑穀丸ぱん
   ■ フランスパン

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