2014年9月8日 (Mon)
千の風になって
9月5日 亡き友の三回忌
10年もの間 入退院を繰り返し 退院すると必ず我が家に顔を出してくれた
そして 帰り際に玄関で振り向いて何時もこう云った
「病院にお見舞いには来ないでね あなたには元気なわたしを見ていて欲しいから」と
美しいものが大好きで何時もお洒落さんだった
書道教室の日はいつも二人で寄り道ばかり
書道展の作品作りに朝方までかかってやっと仕上げ、墨だらけの手をみて笑い転げた
天国に旅立つ少し前 工房で粉粉ぱんをほおばりながら
「わたしに何かあってもお仏壇参りなんてしないでよ」笑いながら手を振って別れた
お葬式にも新盆にもわたしは彼女との約束通り墓前で手を合わせることもしていない
亡くなった日は彼女の誕生日 そう思うことで二度と会えない友への想いを抱きしめた
毎年 花屋の花子さんから枯れることのない ブリザーブドフラワーの花束を贈る
痩せ細った彼女の病床の姿を見なかったことで
わたしの中では笑顔のままの元気な顔が目に浮かぶ
今を懸命に楽しんで生きる 。。。。。 それがわたしに課せられた友からの想い
今もきっと千の風になって苦しみから解放され 自由に大空を舞っていると信じて
二人で旅した磐梯山 いつかまた訪れてみたい
青い空はどこまでも青く澄みきって友の命日を祝ってくれた
元気で頑張っているからね 空を見上げて報告です
コメント
お友達
けいさん、お早うさんです。
エエお友達だったのですね。お亡くなりになる前の痩せた姿をご覧にならなかったことは、ホンマに良かったですね。
中秋の名月と一緒に埼玉の粉粉ぱんをご覧になっていることでしょう。
by ゆうさん 2014/09/09 (Tue) 05:13:56
ゆうさんへ
30年来の友人でした。
まだ彼女が居なくなったことが信じられなくてというより認めたくなくて
ご主人さまも3年期にやっとお骨収めのご決心をされ納骨されたと
息子さんから電話をいただきました。
安らかに天国で見ていてくれると信じています。
by 粉粉 2014/09/09 (Tue) 23:52:19
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