先日新潟から天然酵母レッスンに来てくださった生徒さんから
「粉粉ぱんの味が変わりましたね 以前より優しい味になった気がするんです」
とありがたいお言葉いただきました
新潟の暮らしから日高での暮らし、何もかもが一から手さぐり状態
引っ越して真っ先にぱん種の酵母起し どうなることかハラハラドキドキ
ホシノ丹沢天然酵母種 500グラムに対して1.5倍の自然水 750cc
それを恒温器で20度の温度を保ちつつ7日間ゆっくりゆっくり発酵させる
文字にすればたった2行の酵母起し作業
その間の温度 湿度 は微妙 恒温器の温度も上がったり下がったり
3個の温度計もてんでバラバラに数値 。。。。 そこはそれで作り手も超アバウト
7日間かかって出来上がった酵母はそのまま冷蔵庫でおやすみタイム2日間
やっと使える酵母の完成です
新潟と埼玉の酵母起しのやり方が別段変わったことは何もないはずなのに
確実に酵母の味が変わったことに気が付いたのはわたしだけではなかった
酵母の味に変化があったことに生徒さんは気が付いたのです さすがです
埼玉で起した酵母がとても元気で味もまろやか 風味もお酒の大吟醸なみ
時間がたってもへたりが無いのには驚く
今までの酵母が決して悪いのではなく
作り手の心の在り様が味に変化をもたらしたに相違ない
やはり心穏やかに暮らすことが何事にも必要なのだと改めて反省
先へ 先へとこころばかりがはやり 小さな変化を見逃していた
手を抜いたつもりはなくてもどこかで馴れというものに染まっていた
自分の未熟さと向かい合って改めて知るぱん作りの奥の深さ
1個の粉粉ぱんが教えてくれる心の在り様 初心に帰ろうです
沼津のhalさんから3か月待ちで藤原千鶴子さんのルームシューズが届きました
年に一度 頑張った自分に褒美のルームシューズもこれで4足目
先輩の3足もあちらこちら繕いながらもまだまだ現役ですが
1日も長く共に暮らすために1足づづに酷使も分担
小さな暮らしの小さな幸せ この一足の作り手に心から感謝です