「墨に親しみ 墨になじみ 墨をたよりにし 墨に誘われ 操られ 惑わされ
裏切られ また墨に救われているうちにわたしは老いた
だが まだ墨との付き合いは終わらない」
103歳 書家であり美術家 篠田桃紅氏の著書に綴られた言葉です
医師の日野原重明氏との対談で
わたしには謙虚さというものがないと桃紅氏は語った
なぜなら
気に入らない自分の作品をみて
自分はもっと素晴らしい作品が書けるはずだ
わたしの墨線はもっと力強いはずだといつも思い続けてしまうからだと
日本人の美徳とも受け取れる 「謙虚」という言葉
桃紅氏は自分を奮い立たせるための原動力として
「謙虚」という言葉を使っておられた
ただひたすら自分なりの生き方を貫き続けた桃紅氏の作品から
観る者の心を捉えて離さない生への躍動感が伝わってくる
「幸せの度合いは自分の心が決める」
103歳になっても衰えることのない情熱と墨との葛藤
103歳になって分かったこと 。。。。 1+1が10になる生き方
篠原桃紅氏の生き様に学ぶこと
生き方を問われる一冊との出会いでした
サッカーの五郎丸選手はテレビのインタビューで
「日々の努力が 夢への近道」と後輩に贈る言葉を述べました
スケートの羽生結弦選手は
「常に 自分を超えろと思ってます」と語った
一流と呼ばれる人たちはみな努力の人たち
日本人は世界に誇れる素晴らしい努力民族
次の世代に残せる宝物
陽の当たらないところでも花は咲く事を教えてくれているのですね