ぱん屋オープンの際に
北海道の職人さんから作っていただいた
「粉粉」 二文字の ハンダごて式の焼き印
熱しすぎると焦げのようになり 加熱不足だと文字がつかない
ちょっとコツが必要でしたが食ぱんやあんぱんに押して楽しんでました
最近使ってなかったことを思い出してお手入れ中
ぱん屋時代は時間にばかり追われていて気持ちだけが先行
一週間にたった二時間の開店時間
それをめがけて毎週毎週来てくださったお客様方
人間として 物作り人として 育てていただいた5年間
いまにも消えてしまいそうな足跡をなぞるかのように踏みしめた時間
ぱん作りのお道具以外の持ち物の7割以上を手放して
いまとなっては何を手放したのか記憶もあいまい
身軽になって思暮らしの中の足るを知る
心地よい暮らしとは見えたままが清潔である事
気持ちを整えて ぱん作りの手順とお道具を整えて
物作り人としての仕事のはじまりは
常日頃の心の有り様が大切だと教えられる
箱から取り出したお道具たち
暖かな陽射しの中で陰干し中です