ぱん屋時代 保健所から
対面式販売のぱんには原材料を明記する必要ありませんと説明された
しかしアレルギー体質のお子さんを抱えられたお客様から
色んなご質問をお受けしたとき解る範囲でお応えしなければと
ショーケース近くに原材料の総てを張り出した
身体に優しいぱん作りを目指して
安心をお届けするために
一個一個の袋詰めしたぱん袋に貼った原材料ラベル
命を紡ぐ食べ物の作り手に課せられた使命は
入れる必要のない物は一切加えない
原材料を見せてくださいと言われたらすぐにお見せできるぱん作り
真っ直ぐに生きたら真っ直ぐに生きている人と出会える
それを教えてくれたわたしのプライドラベル
可能な限り手に入れられる安心材料
少量しか使わないけれど精製されていない素のグラニュー糖
自然塩 自然卵 国産小麦 オーガニック材料
食材探しは作り手の気質も問われた
幸せなことに日高には
オーガニック食材の日本総代理店「アリサン」の本社
放し飼の新鮮たまご 近くの牧場には新鮮な牛乳 無農薬野菜農家さん
ぱん作りに必要なものが総てそろっていた
そんなことは何にも知らずに転居
招かれてこの地でぱん作り
師匠が常におっしゃられておられた
「腕が未熟な分 いい器械といい食材に助けて貰いなさい」のお言葉
誠実にぱん生地に耳を傾け命を繋ぐ物作り人目指して
ゆっくりゆっくりのぱん作りです