2019 01月 30日

ささやき



車の屋根にまだうっすらと霜が張り付いて

暫し陽が射すまでの僅かな時間 

いつもの散歩道はまだ人もまばら

風にそよぐ枯れ葉が茶色に色づいても落葉することなく健気に春を待つ景色

故郷の冷たい雪の下でじっと春を待つ雪割草と想いを重ねてしまう

早朝にかじかむ手で行う雪かきも 駐車場の消雪パイプの調整も

時折凍って出なくなる水道も 屋根から溶ける雪で出来るつららも

すべて子供のころから見慣れた新潟の冬

雪のない暮らしももう五年目 

雪の心配の替わりに乾燥の心配もあるけれど

どんよりとした新潟の冬の空を思い出すたびに

日高の陽射のありがたさが身に染みる

幾つになっても人は成長出来ることを教えられている気がします
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