毎年 元旦の朝
『幸せぱんの作り手になれますように」と
祈るような気持ちで酵母の仕込みを行います
ガラスの容器で種起こし
低温 長時間発酵、7日間常温器にいれて温度管理
発酵温度が下がり過ぎないように
発酵温度が上がり過ぎないように
時々見守りながら祈るような気持ちで育てます
出来上がった酵母を琺瑯の容器に移し一晩冷蔵庫に入れて
8日めにやっと酵母の完成です
出来上がった酵母を使って食ぱんの仕込み
岩手県産のナンブ小麦
モンゴルの自然塩
アルカリイオン水
ホシノ丹沢天然酵母
材料はこれだけ他に何も足さない
師匠からお教えいただいた基本の食ぱん
粉を捏ねて低温発酵 12時間
その日その日の気温➕粉の湿度➕作り手の心模様によって
出来上がった生地が違ってしまうのでハラハラドキドキ
昨日のぱん 今日のぱん 明日のぱん
みんな違ってみんな愛おしい
辛いこと 悲しいこと 楽しいこと
目指したのは
奇をてらうぱんでも
見た目の良いぱんでも
ふわふわのぱんでも
材料を足す事で美味しくなるぱんでも無く
敢えて材料を引く事から生まれる「心と身体に優しいぱん」作り
心が迷子になりそうになったら何時でもぱん作りの原点にたち戻る
幸せぱんの作り手に成れるまでまだまだ遠い道程
それでも歩きたい終わりのない「ぱん」の道
いつか きっと いつか。。。。。。そんな夢を見続けられる幸せ
大切に大切にあたためて歩きたいぱん作りの道です