酵母のご機嫌を損ねないように保存温度を気にし、湿度を確認し味を確かめてみる。
同じ分量の粉を同じように捏ねてもその日の気温と湿度と粉の湿り具合で発酵時間が違う
何~にも考えないでただただぱん作りに没頭していた頃の記録を見ていると
食ぱんの一次発酵が12時間、フランスパン13時間、田舎ぱん14時間と
何にも気にしないで教えられたとおりの時間で作っていたことになる。
今年は何時もとは何処か「変」、食ぱんの一次発酵に17~18時間、こんなにかかったのは初体験
とにもかくにも総てのぱんの発酵に今までより3~5時間長くかかる
その「変」が何なのか・・・・1ヶ月かかって気がついた「変の正体」は湿気
そんなこと習ってなかったよぉ~修業ノートの何処にも記されていない!! 困った(>_<)
ふと思い出す師匠の言葉、「ぱんは生きているから毎日作っても同じものは作れない」
しっかり自分で考えろ、そういうことだったんだぁ・・・・と改めて気づく自分に苦笑
ぱんに命というものがあるとすれば、その命を紡いでいくことがわたしの役目
「自分の都合でぱんを作るのではなく、ぱんの都合に合わせて暮らす」
そうレッスンで皆さんに言っておきながらお恥ずかしい限り、すご~く すご~く反省
ゆるりとしすぎた気持ちを引き締めて試作のぱんを焼く。
残りの1週間の休みは「重曹さん」の力を借りて工房のあちこちの大掃除します
今週は定番ぱんの他にレーズンぱん、カボチャのフォツカチャ、雑穀カンパーニュをほんの少しですが作ります。
粉粉の夏休みをご存じなく暑い中いらしてくださるお客様、暫し涼んでお帰りになられてくださいマセ。