子供の頃 父がよく作ってくれた 「お好み焼き」 もどき
お世辞も美味しいとは言い難く 見た目も 変な形の焼きもの
子供ながら気を使って必死で呑み込むように食べ終えて
間違っても 美味しい と言おうものなら 気をよくした父はもう一枚焼き始める
妹 弟 とで 無言で食べよう という協定が出来上がっていた
母の味の記憶は インスタントラーメン
パッケージが屋台をひきながら笛をいているおじさんでお馴染みの あれ
今でこそインスタントラーメンなど珍しくもなんともないし
むしろ手抜きの食べ物扱いにされているけれど
わたしの子供の頃は 本当に ご馳走 だった
母がねぎを刻み メンマやゆで卵やなると巻きを乗っけて作ってくれた
ラーメンは それはそれは とてつもない ご褒美の食事
恥ずかしながらわたしの父と母の記憶の一番は
みんなでわいわい言いながら食べた食卓の景色
他界してしまった 父のお好み焼きも
子供たちの顔を忘れてしまった 母のラーメンも
今は食べることは出来ないけれど
味の記憶というものは幾つになっても懐かしく 辛い時や悲しい時
思い出しては 再び 歩いて行ける 元気をくれる
そんな心温まるような ぱんの作り手 になれたら 。。。。大それた願いをもって ガンバレ わたし
作るぱんに合わせて発酵温度を少しづづ変えて 12時間から16時間 六台のちっちゃな恒温器はフル稼働
二カ月ぶりに作った30センチのズッキーニとアンチョビーの塩ピザです
★ 今週の 粉粉ぱん ★
■ ごまバターロール
■ オレンジイングリッシュマフイン
■ レーズン&アーモンドぱん
■ オニオンとベーコンぱん
■ ひよこ豆とクリームチーズぱん
■ 全粒オリーブのリュスティック
■ 玄米ごま丸ぱん
■ 全粒大豆食ぱん
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ カンパーニュ
■ フランスパン