2012年7月24日 (Tue)
父の味 母の味
子供の頃 父がよく作ってくれた 「お好み焼き」 もどき
お世辞も美味しいとは言い難く 見た目も 変な形の焼きもの
子供ながら気を使って必死で呑み込むように食べ終えて
間違っても 美味しい と言おうものなら 気をよくした父はもう一枚焼き始める
妹 弟 とで 無言で食べよう という協定が出来上がっていた
母の味の記憶は インスタントラーメン
パッケージが屋台をひきながら笛をいているおじさんでお馴染みの あれ
今でこそインスタントラーメンなど珍しくもなんともないし
むしろ手抜きの食べ物扱いにされているけれど
わたしの子供の頃は 本当に ご馳走 だった
母がねぎを刻み メンマやゆで卵やなると巻きを乗っけて作ってくれた
ラーメンは それはそれは とてつもない ご褒美の食事
恥ずかしながらわたしの父と母の記憶の一番は
みんなでわいわい言いながら食べた食卓の景色
他界してしまった 父のお好み焼きも
子供たちの顔を忘れてしまった 母のラーメンも
今は食べることは出来ないけれど
味の記憶というものは幾つになっても懐かしく 辛い時や悲しい時
思い出しては 再び 歩いて行ける 元気をくれる
そんな心温まるような ぱんの作り手 になれたら 。。。。大それた願いをもって ガンバレ わたし
作るぱんに合わせて発酵温度を少しづづ変えて 12時間から16時間 六台のちっちゃな恒温器はフル稼働
二カ月ぶりに作った30センチのズッキーニとアンチョビーの塩ピザです
★ 今週の 粉粉ぱん ★
■ ごまバターロール
■ オレンジイングリッシュマフイン
■ レーズン&アーモンドぱん
■ オニオンとベーコンぱん
■ ひよこ豆とクリームチーズぱん
■ 全粒オリーブのリュスティック
■ 玄米ごま丸ぱん
■ 全粒大豆食ぱん
■ 田舎ぱん
■ 食ぱん
■ カンパーニュ
■ フランスパン
とろろ汁&八宝菜
けいさん、お早うさんです。
親父とおふくろの味、分りますねぇ。親父は料理など一切しないおっさんでしたが、とろろ汁だけは自分で山の芋を擂って味噌で味付けをしていました。擂り鉢を抑える係は私でした。普段は怖い親父が大好物のとろろ汁を子供の様な顔で楽しそうに擂っているのを見るのが嬉しかったです。お袋の作る八宝菜、今、考えるとお汁が多くて、とても八宝菜と呼べる代物ではありませんでしたが美味しかったです。
けいさん こんばんは。
わいわいがやがや 食卓の思い出
いいですねぇ~♪
私の場合 親父はやっぱり釣りです。
マーチン(ホンダのバイク)の後ろに乗せてもらって良く連れて行ってもらいました。
オフクロは健在なんですが、どうも家庭的な思い出がないんですよ。
なぜかなぁ?
猛暑到来
連日暑い日が続いています(-"-)
《作るぱんに合わせて・・・・12時間から16時間・・・》すごいね!!
その日の気温などによっても、色々変わってくるのでしょう!
幸せぱんを作るのは本当に大変な作業のようですね。
何も知らないでいただくのが申し訳ないような・・・・・
きっとお客様には粉粉のぱんの思いが伝わってますよ!
ガンバッテルネ 店主さん (^_^)/~
ゆうさんへ
子供にとって母の味というものは一生の宝物のような
気がします。
とろろに八宝菜。。。。。ゆうさんの大切な味ですね。
としごりさんへ
お父上様の思い出が余りにも大き過ぎて
その他がぼやけてしまったのでしょうか。
としごりさんの釣り好きは間違いなく遺伝だったのですね。
旅人さんへ
クーラー苦手な店主は出来るだけ涼しいうちに作業をと
思うのですが生地さん達はのんびりゆっくり〜
来週から夏休み。。。。なはずなのですが
酵母を繋いで行く為にはやはり少量づつでも焼かないとですし
休みを知らないで暑い中来て下さるお客様もお出でですので
多分普通に工房時間は回っていると思います。
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