基本のぱん生地
岩手県のナンブ小麦 アルカリイオン水 自然塩 ホシノ丹沢天然酵母
その日の気温・湿度を考慮に入れ仕込水の温度と水量を決めて粉を捏ね
その生地を20℃を保ちつつ11時間から12時間発酵
発酵済の生地をバケットに成型 25から30度で2回目の発酵
たっぷり生地に霧吹きをかけて270℃のオーブンで10から12分焼成する
文字にしたらたった5行で完成するぱん作り工程
仕込から焼き上がりまで約14時間
表面はカリッと 中はしっとりバケットが焼きあがる ・・・・ はず ・・・
石の上にも3年どころか10年もの間 試行錯誤しながら焼き続けてきた基本のぱん
毎回 毎回 自分の心の在り様と心の揺れを感じながらぱんを焼く
気持のタガが緩んだ日のぱんは姿形も緩ん感じに
時間を気にしながら作るぱんは心なしか味に深みがないような
反対にゆっくりゆっくりぱん生地任せにして作るぱんはのびのびおおらか
生きているぱん生地を前にして
自分自身の修行不足をあらためて知ることになる
何事も基本が大切 迷ったら基本に帰ろう
ぱん作りは足し算と引き算
先へ先へと前に進むことよりも
立ち止まって気持が何処にあるのかを問う方が先決
急がば回れ
今週の自分への教訓です