オイルコーティングされていないオーガニックレーズンを
沸騰したたっぷりのお湯でさっと湯がき洗い
修行中 始めてこの作業を見たときはびっくりしたのを思い出します
ザルにあけてまたびっくり
小さなゴミと細かい砂がかなり沢山ボールの底に沈んでいた
洗ったレーズンをさらに流水でもみ洗い
そのまま半日ほど水切りをし
ラム酒に漬けて一晩寝かせ その後キッチンペーパーに広げ
レーズンに小さな軸など付いていないかの確認作業
此処まで約3日 やっと葡萄ぱんに使えるレーズンが完成
ふっくらとラム酒を含んだレーズンはいつ見ても見ほれてしまう
そのレーズンの粒を潰さないようにぱん生地と一緒には捏ねず
捏ねあがった生地に少しづつ手作業で混ぜ込んでいく
生地100%に対して50%の大量のレーズン
均等に混ぜてるつもりでもなかなか綺麗に並んでくれない手捏ねは難しい
24℃の温度で12時間〜14時間 捏ねた生地を長時間低温発酵
発酵済みの生地を成型し30度の発酵器に入れ120分の仕上げの発酵
200度のオーブンで10分.温度を180度に下げて15分焼成
文字にしたら何行でもないぱん作りの工程
丸4日かかってやっとぶどうぱんの完成です
手間ひま掛けて美味しくなるという作業
潰された葡萄の気持ちになって出来るだけ形を残したいわたしの気持ち
いつもいつもはらはらどきどき真剣勝負
葡萄が10% 20%しか入らないぱんは葡萄入りばんであって葡萄ばんとは云えない
50%の葡萄の入ったものを「葡萄ぱん」と云えるぱんだと師匠から教わった
丁寧に丁寧に 暮らす事を教えてくれる葡萄ぱん作り時間です