前夜に仕込んだぱん生地が出来上がる4時間ほど前に
作業する部屋の窓を全開にしてお掃除開始
大切なのは埃を出来るだけ排除すること 空気清浄器もフル回転
作業2時間前には白い作業服に着替えて生地のご機嫌伺い
そして呟く小さな祈り 。。。。。 美味しいぱんになれますように
ぱん作りの際に着用するのは綿か麻の服
絶対にニットやナイロン類は着用しない
髪の毛はしっかり布巾で覆いかぶす事
糸くずがぱんに入らないように ナイロン服で火傷をしないように
白い作業着であれば付着したごみもはっきりとわかる
これは修業時代に師匠から叩き込まれた作業の決まり事
コック服が綿の長袖と決まっているには訳があったのです
修業時代はコック服にコック帽 小さな私には大きすぎてベルトで抑えて
師匠にまとわりついて手さばきに見入ってました
食べ物を作るということは命を育むこと
手抜きをしたらその分だけ後悔として自分に返ってくる
ぱん生地が「もういいよ」とつややかになったころ
作り手の気持ちも真剣そのもの 失敗も成功も紙一重
そんな小さな決め事の粉粉ぱんです
ご近所さんから頂戴した無農薬野菜 瑞々しい畑からの贈り物
日高の地は地味ながら美味しい食べ物であふれている
この地に招かれた幸運に感謝をしながらの暮らしです