2016年7月7日 (Thu)
美しいもの
能登の塗師 赤木 明登氏
今は有名作家さんになられて作品も入手困難になってしまった漆器たち
我が家にあるのは年季が明け 独立された初期の作品たち
一般的な漆器と比べて派手さもなければ自己主張もしない
どちらかといえば大らかな日常使いの器に属しながら
どこか凛とした佇まいに惹かれる
もともと金彩が施された特別扱いの漆器は苦手
祖母から譲り受けた古伊万里の皿やギャマンや漆器も
昔は日常器として使われていたもの
わたしが育ったのは城下町の新潟県新発田市
あちらこちらに蔵を持つ家があったしお膳も漆器も普段使い
今のように高価になるなんて誰も想像しなかった
人それぞれに美しいものの基準は違うけれど
角の取れた佇まいの美しいものに心惹かれて
歳を重ねて 心持も まあるく まあるく
ほんの少しの持ち物もまあるい物が多くなりました
コメント
品格
けいさん、お早うさんです。
鈍い光が何とも言えずエエ器ですね。品格があるように見えます。
by ゆうさん 2016/07/07 (Thu) 04:52:32
けいさん こんばんは。
長く使うものはシンプルなものが一番ですね〜
風格というか、そんな感じが漂っています。
by としごり 2016/07/07 (Thu) 17:18:28
ゆうさんへ
この入れ子式のお椀は20年ほど前に購入したもので
赤木さんも無名の塗師でしたので安かったです。
今はとても手が出ない作家さんになられてしまいましたので
大切に使おうと思います。
by 粉粉 2016/07/07 (Thu) 20:33:15
としごりさんへ
風格というか貫禄といいますか
でもとても使いやすいお椀たちなんですよ。
by 粉粉 2016/07/07 (Thu) 20:34:50
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