2016年9月26日 (Mon)

まぁるい暮らし


仕事に集中しているときはいつも無音の世界

ぱんを作る日も作らない日もぱんにかかわる事に触れている暮らし

毎日何かしらの雑用に追われながらも出来るだけ丁寧に暮らしたい

そのための手段をいかに単純化するかが大切なので

迷ったら取りあえず総てをいったん棚上げして気持ちを整える

ぱん作りの道具を整える

Ovenを隅から隅まで拭き上げて整える

ぱん材料の在庫を確認しながら整える

そうこうしながら心が整ってまぁるい気持ちになれたら

風のような音楽をかけながら丸ぱんを焼いてみる

気持ちがまぁるくなるとものの見方もまぁるくなって

大抵のことはまぁいいかなという気持ちになれる

無理をして頑張るよりも潔くあきらめることも大切

歳を重ねて見えてきたまぁるい暮らし

大切なのは自分が自分以上になろうとしない事なのかもしれません
2016-09-26 00:07 in | Comments (4) #

2016年9月22日 (Thu)

重ねる暮らし



1987年 粉研究家 堀井和子さんの本との出会い

「気ままなパンの本」には憧れと夢が沢山詰まっていました

もともとスタイリストとして活躍されていた堀井さん

いまの北欧ブームの火付け役としても有名ですが

30年も前のテーブルセッティングや器の選び方は

いまページをひもといても決して見劣りすることなく斬新そのもの


堀井さんの著書はすべて大切な宝物

粉粉ぱんの原点だった気がします

新しいことを追い求めるだけではなく

さりげない日常を大切にする日々の暮らし

サンビームのトースター イッタラの器 フィンランドの家具

いまでこそインターネットで安易に手に入るようになりましたが

その頃は雑貨店など数少なく渋谷のパルコまでおのぼりさん

懐かしい時代の話です
2016-09-22 20:59 in | Comments (4) #

2016年9月18日 (Sun)

酵素シロップ



ぱん作り作業が一段落した日曜日

本日は酵素シロップ作り

材料は林檎と砂糖のみ 

口の緩い広口ガラス瓶に材料を交互に入れ

一日一回底に沈んだ砂糖と林檎をかき混ぜて室温で七日間発酵させる

ぱんの酵母起こしに似ているけれど

酵素シロップは温度管理がないので作りやすく

そのまま水で割ってジュースに

お料理やデザート作り

サラダのドレッシングと

用途は無限大

最後に濾した搾りかすはガーゼで包んでお風呂に入れ酵素風呂

季節のフルーツで作る身体に優しいデトックス効果のある酵素シロップ

時間がゆっくり流れる暮らしです
2016-09-18 23:22 in | Comments (4) #

2016年9月15日 (Thu)

食べきりサイズのおやつ


姪が生後6か月のちび太を連れて押しかけランチに

オムライスとプリンのリクエスト

普段ゆっくり食事も出来ない様子

本日はゆっくり息抜きランチ デザートは二人前

帰りには我が家の作り置きお惣菜をたっぷり保冷バックに詰め込んでご満悦

おばさんのランチ最高 。。。。 しっかりおだてる事も忘れない姪に苦笑です


琺瑯の12㎝ラウンド型を直接電磁調理器にのせてカラメル作り 


180℃のOvenで湯煎焼き45分


一晩寝かせ型から外せば完成です

12㎝のラウンド型で4人分

少人数でも食べきれるサイズのおやつ型

お外ごはんも美味しいけれど

やっぱりおうちごはん大好きです
2016-09-15 00:24 in | Comments (4) #

2016年9月12日 (Mon)

秋のあしあと



突然のようにやってくる秋の気配

吹く風も少しづづ秋色をまとって柔らかく虫の声を乗せてくる

今夜の一冊を抜き出してほのかな灯りの下で読書時間 

気がつけば午前二時 

発酵中の生地がゆっくりゆっくり覚めるまであと五時間

もっちり噛みごたえのある食ぱんの焼き上がり予定時間は九時半

それまで辻和の金網もスタンバイ


蒸し器でほかほかぱんも美味しいけれど

少しだけ時間をかけて網で焼くのも捨てがたい味

昨日のぱん

今日のぱん

明日のぱん

15時間の旅をして形になる

いつもいつも作り手に課せられた さあどうするという課題

答えは永遠に出ないけれど

必ずしも 1+1=2 が正解とは限らないぱん作り 

ただまっすぐにぱんと向かいあって過ごす暮らしのかたち

粉粉ぱんも少しだけ秋色に染まってきたような気がします

2016-09-12 02:28 in | Comments (4) #

2016年9月5日 (Mon)

ひよこ豆の焼カレーぱん



有機のひよこ豆を柔らかく煮込み 一晩休ませてから
玉ねぎ 人参 野菜ジュース ローリエを加えて
コトコトゆっくり火を通し化学調味料無添加カレー粉で味を調え
20分ほど水分を飛ばしながら硬さを調整

硬すぎても緩すぎてもぱん生地に包めないので
水分調整は気を抜けない真剣勝負

出来上がったカレー餡をさらに一晩冷蔵庫で寝かせ
三日目に12時間発酵させた生地に包みさらに発酵60分
カレーぱん用に作っておいた食ぱんをぱん粉にしてトッピング
Ovenで焼き上げるひよこ豆の焼きカレーぱん

一回に作れる量は数にして16個
時間はかかるけれど油で揚げていないのであっさり味のおとなぱん

おやつぱんというよりは朝食や昼食向きのお食事ぱん
焼きたての熱々も 少し時間をおいて香りを楽しみながらでも
お教室の皆さんにも好評メニューぱん

無農薬野菜がいつでも手に入りやすい日高
少しづつ優しい味に変わってきている気がします
2016-09-05 03:36 in | Comments (4) #

2016年9月1日 (Thu)

言葉のちから

言葉のちから

***** マザー・テレサの言葉 より *****

思考に気をつけなさい
それはいつか言葉になるから

言葉に気をつけなさい
それはいつか行動になるから

行動に気をつけなさい
それはいつか習慣になるから

習慣に気をつけなさい
それはいつか性格になるから

性格に気をつけなさい
それはいつか運命になるから



大切にしたい言葉との出会いは
人生を変える力があることを教えられた言葉です。

ぱん屋時代は木曜日の夜から仕込みを始めて土曜日の開店まで
工房の長椅子で仮眠をしながら真夜中にひとり黙々と孤独な世界
それでもぱんを作ることが楽しくて仕方がありませんでした。

ぱん屋を目指して修業したわけでもなく
ただ好きなことに夢中になって歩いてきた道がぱんに繋がって
自宅の小さなぱん教室がいつの間にかぱん屋になっていた

土曜日のたった二時間の営業のために
持てる時間の総てをぱんと向かい合って暮らした5年
そこで出会えた多くのお客様と生徒さんたち
交わされた沢山の言葉に歩いて行ける力をいただきました。

道に迷ったり 行く道が見えなくなったりしても
言葉から貰えるちからはとても大きい
人を元気にする言葉探し 大切に思えます


修業時代ほんとに苦手だったミルクロールの成型
その頃のことを忘れないように時々思い出しては作る懐かしいぱんです

2016-09-01 01:50 in | Comments (6) #

2016年8月28日 (Sun)

まな板


雑誌で紹介されているお料理研究家さんたちの綺麗なキッチン
広いキッチンには沢山のお鍋と作家物の食器が整然と並べられ
どのページも溜息が出るくらい素敵がいっぱい

けれどにこやかに包丁を握られている先の「まな板」が妙に気になる存在
高価そうではあるけれど黒ずんでいて
ここから生まれるお料理は大丈夫かしらと思うほどの汚れを発見すると
僭越ながらちょっぴり辛口の感想ですが
ご本人も撮影スタッフさんも慣れっこ景色なのでしょうか不思議です

お料理の腕はほどほどでもまな板だけは清潔にしなくては
お料理以前の心構えを学びました

さっそく「ビタクラフト抗菌まな板」にお取替え

説明書には
「弾力性がありキズがつきにくい」
「ソフトな刃あたりで包丁を守る」
「半永久的に続く抗菌力 耐熱温度は130℃ 食品衛生法に適合」
「環境ホルモンなどの有害物質不使用」

清潔で気持ちよく使えたらお料理するのが楽しくなる
一日の終わりに重曹で洗ってフックにかけてお片付け

人のふり見て我がふり直せ
新しくキッチンの仲間入りまな板のお披露目です


昨日のぱん教室の生徒さんが作られた ゴマぱんです
湿度が高かったので仕上げの発酵時間を少しだけ短めに
クープ(切れ目)も綺麗に入って美味しそうに焼きあがりました

2016-08-28 23:48 in | Comments (6) #

2016年8月24日 (Wed)

苦手なことから始めます


普段は人目に触れることの少ないバックヤードの棚
ついつい溜まってしまっていた派手なパッケージボトルたち

いつか片づけなければと思いつつ見て見ぬふり
苦手な分野をスムーズに片付ける事が出来るように
目に見える意識改革
まずは洗剤の種類を絞ることからスタートです

オキシクリーン
ベーキングソーダー
洗濯洗剤
漂白剤
パストリーゼ(アルコール製剤)
 
必要最低限の5種類
ボトルもお気に入りにお取り換え

Bifour 

After


地球にも排水溝にも優しい洗剤選び
苦手なことも少しスピードアップしたような気がします
2016-08-24 15:28 in | Comments (4) #

2016年8月21日 (Sun)

プチ豆ぱん



甘い物苦手な方でも塩味を少しだけプラスした豆ぱんは好評

敢えて大きくせずマフィン型で焼き上げると可愛い形に

ぱんともお菓子とも少し違っているのにしっとり噛みごたえのあるおやつぱん

形は小さくても一個で満腹感 100%  

日本茶に合う和菓子ぱん 

和三盆でしっとりと炊き上げたひよこ豆ぱんもしみじみ美味しい季節

秋はマロンの里日高はどこに行っても栗がたわわに実り

春から夏へ 夏から秋へ  秋から冬へ 冬から春へ

季節が廻りプチぱんもその時々の景色に染まる

作り手がいつも幸せでなければ生まれない粉粉ぱんたち

物作りは心を映す鏡のような気がします


先日写真を載せ忘れた琺瑯のラウンド型 14cmと16cm

これでプリンもケーキもカステラも焼いてます
2016-08-21 23:33 in | Comments (6) #

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