2015年10月28日 (Wed)
自分の居場所
なぜか子供のころから物作り人が大好きでした
ご近所に人工大理石の工場があったり布団綿を打ち直す場所があったり
同級生の家業がお豆腐屋さんだったり籠を編んで売っているお店だったり
学校帰りの道草は何時も決まってそんなお店を回ってました
やっていることはそれぞれに違うのに
何故か根をしっかり下ろして生きているそんな逞しさは同じ物作り人
そして一人一人の職人さんが自分の居場所で輝いている気がしました
いつか自分もそんな物作り人になりたいという根っこを作ってくれた人たちです
自分の居場所は自分で作るそれを教えてくれたのも物作り人
鉄砲玉のように話をしながら
手は休むことなく動いていたのは子供の目にも感動でした
決して華やかな世界でもなく傍目からかっこよく見えなくても
きらきら輝く眼差しはずっとずっと遠く見据えながら誇りをもって生きている
自分もそんな大人になりたかった
でもそんな物作り人には幾つになっても遥か遠い道のり
わたしのいるところはまだ梯子段の一段目 登っては落っこちるの繰り返し
遥か彼方の目指す自分の居場所に向かって一日一センチ
気の遠くなるような道を選んで歩いている気がします
職人
自分の居場所をしっかり見つけたけいさん・・・
永六輔さんが書いた「職人」と言う本を思いだし、また読み返しています。一つのことだけをやってきた職人さん、つまり生き方に芯が通っているからこそいえる、含蓄のある言葉が詰まっており、読んでいてとても気持ちがよくなります。
モノ作りは、そのままその人の生き方そのものだと教えられます。
けいさんも、旅人から見れば立派な職人!!
職人は自分がどこで一人前になったか、自分じゃわからないものです。だから、一人前だと認めてくれる人と出逢うまでが大変です。(永六輔)
職人さん
けいさん、お早うさんです。
東大阪は中小企業の町です。規模は小さくても技術がしっかりした職人さんの町です。こだわりを持って作ってらっしゃる製品は人工衛星や宇宙ロケットに使われたりしています。大きな企業ではそんな技術もないし、採算を考えて下請け任せなんでしょう。搾取に負けず自分たちの技術に誇りを持ってらっしゃる技術者には頭が下がります。
けいさん こんばんは。
そんなに立派なところに登りつめないでください。
私なんて何をやっても、のほほ〜んとしていますのに。
居場所よりも隠れ場所がほしい今日このごろなんです。
旅人さんへ
85歳の師匠がまだまだ新しいことに挑戦されていられることを思えば
わたしなど足元にも及ばないひょっこですが一日一日
幸せぱんの作り手になれるようゆっくりゆっくり暮らせたら
そんなささやかな思いで暮らしています
ゆうさんへ
テレビで日曜日の夜に放送されている 下町ロケット という番組
下町の企業が大企業に真っ向から立ち向かっていく
阿部 寛さん演じる下町の社長さんが裁判で訴えられたとき
胸を張って たとえ裁判で負けたとしても私たちの技術まで
誰も奪うことはできません 正義は我にある と法廷で述べた姿
本物の作り手の姿を見たような思いでした
としごりさんへ
一日一センチも進めない私も隠れ家があったら逃げ込みたいです
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