2016年3月20日 (Sun)
道具の価値観
たかが道具 されど道具
20年前ご自宅でぱん教室をやられていた先生にぱんの基礎を教えていただき
お道具も初心者向きの必要最低限度を揃えてスタートしたぱん作り
少しづづ色んなお道具が増えてぱん作りが楽しかった
その後 天然酵母ぱん ピッコリーノの伊藤幹雄先生に師事
今まで使ってきたコンベンションタイプのガスオーブンでは
長時間低温発酵のぱん生地が上手く焼きあがらない
食ぱん型やオーブンの天板に剥離剤を塗らないと生地離れが悪い
天然酵母ぱん作りの最初の段階で暗礁に乗り上げた
宿題の食ぱんの表面が擦れたり膨らみが悪かったり試行錯誤の繰り返し
意気消沈のわたしを見かねて師匠が助け舟
「自分の技量が未熟な分 いい道具といい食材に助けて貰いなさい」の一言
まず清水の舞台から100回落ちる気持ちでオーブンを取り換えた
安価なアルミの食ぱん型と天板を剥離剤不要の物に交換した
すると今までのぱん作りは一体何だったんだろうと思うるほど違ったものに
本当に目からうろこがどれほど落ちたのか 。。。。。
あの時の感動は今でも鮮明に蘇る
道具は大事
いい道具に助けて貰う有り難さを学びました
この霧吹きはその時 伊藤先生にお願いして取り寄せていただいた同型品
当時 びっくりするほど高価であったけれど優秀品だった
以前の物は使いすぎて霧が出にくくなったので10年目にして交換
プロのお道具は確かに高価であるけれど
確実に不安定な自分の腕よりいい仕上がりに導いてくれる
師匠から学んだことはぱん作りだけではなく
食材の選び方 組み合わせ 彩りだけにとどまらず
暮らしの全てを丁寧に生きることまで多岐に及んだ
80歳を超えられても現役でぱんの道に邁進されておられる師匠
人には運命を変える出会いが必ずあること
たった一個のぱんに人生を変える力があったこと
毎日の小さな積み重ねが何より大事
迷ったら初心に帰ろう
もうすぐピッコリーノの新しい工房が高崎にオープンします
エエ器具
けいさん、お早うさんです。
パン作りに噴霧器が要るのですね。随分立派な噴霧器です。
確かに道具はエエものを使うべきですね。手術の器具でも同じでした。ただ、エエ器具は非常に高いので、私には手が出ないものも沢山ありました。
粉粉さんへ
こんばんは。この噴霧器テレビで紹介されているのを
見たことがあります。
日本の職人わざそのものですね。
そして清水の舞台を100回のオーブンにもびっくり!
その恩恵にいつもあずかりありがとうございます。
ゆうさんへ
ぱんに湿度を与える為に水を噴霧状にしてかけるのですが
安い噴霧器は綺麗な霧状にならず一箇所に集中してしまいますが
この噴霧器を使用してみますとぱんの焼き上がりが全く違う事に
驚きました。
自分に買える範囲でいい道具を手入れをしながら長く使い続けたい
と思っています。
わたなべさんへ
器具でも食材でも安価な物が沢山出回っていますが
安全、安心を考えたら中途半端な妥協をして後悔するよりも
手に入れられる範囲で最高の物でぱん作りをと思っています。
美味しいぱんを作ることが一番かも知れませんがその前に
優しいぱん作り人を目指したい、それが今の何よりの願いです。
道具と出会い
駆け出しの営業マンの頃、先輩から教わったこと、それは営業マンにとっての道具を揃え磨くことでした。
①鞄=お客様の命を対象とした契約書をお預かりする入れ物、毎日磨き神棚に置け。間違っても手から放して地面に置いたり電車の網棚などに置くな。
②筆記道具=なによりも書きやすく、ちょっとだけ高価な物。
③己自身=営業は商品を買っていただくのではなく、その商品を扱っている人そのもの(己自身)を買っていただくもの。
なかなか自分を磨くことは出来ませんでしたが、鞄と筆記道具だけは毎日毎日磨いていました(笑)
今まで紹介された粉粉にある道具は、どれをみてもピカピカに光っているのが伝わります!!
道具との出会い、人との出会い、本当に運命を変える出会いがありますね!!
旅人さんへ
おっしゃる事 肝に銘じてお道具磨きます!
自分を磨く事。。。。それは一生の大仕事
お手本となる方々に少しでも近づけるように
人の振り見て我が振り直す
全ての出会いに感謝して暮らす事が大切なんですね。
けいさん こんにちは。
道具ですか〜
やっぱり良い物が欲しいですが、今の私には高価なものは無理ですので我慢の毎日です。
私の場合は釣り道具なんですが、2000円の竿でメートルクラスの魚が釣れたりするので、腕でカバーというところです。
腕・・・はウソでほんとはマグレなだけなんですけどね〜
としごりさんへ
腕が良ければどんな道具も使いこなせると師匠からも言われました(-_-;)
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