サロンのレシピを整理していて気がついた
わたしが作りたかったのは見た目も綺麗で形もいいパンではなく
安全で且つ国産小麦を使った「普段着のぱん」だったということ。
毎日の暮らしの中で磨り減っていく自分の中の優しさや心のゆとり、それを取り戻したい
それがわたしをぱん作りにに向かわせているのだと
ずっと長いことインスタントイーストを使ったパンを焼き続けて
粉の安全性と添加物の有無を疑問に思うにつれ
「国産小麦と天然酵母を使って優しいぱんを焼きたい」
ゆっくりゆっくり時間をかけて粉と水と塩と天然酵母で自分らしいぱん作りが出来たらいい
でもわたしの一番の苦手は成型、要はセンスの問題という壁に直面してかなり凹んだ
天然酵母ぱんの魅力は焼きあがった直後の味が
翌日、翌々日と熟成されて味に変化が出てくるということ
これは粉によってかなり味が違う
硬くパサパサしていくのではなく味に深みが出てくるのを楽しみたい。
11年前、自宅でサロンを開いていた先生との出会いの日から
ずっとずっと頑張ってぱんを焼いてきた。
それが三年前ひょんなことから(書き出せば非常に長いのでそのことはまたいずれということで)
天然酵母ぱんと出会い人生の分かれ道
いまは 肩の力をう~んと抜けるだけ抜いて自分らしいぱんを焼きたい
まずはもっとのんびり生きなくっちゃあと自己反省
(力を抜きすぎると糸の切れた凧状態のわたしですが。
だけどだけど全部が全部、時間のかかる天然酵母ぱんではなくても臨機応変に
お食事ぱんは天然酵母を使い
ほっと一息のおやつぱんはインスタントイーストを使って
3時間で焼きあげるのもまた気分が変わって楽しいもの。
でもどちらのぱんを焼くにしても国産小麦と粗糖と水、バター、自然塩にはこだわって
ほっこり優しい「粉粉のおうちぱん」作りが一番わたしらしいぱんとの関係
おうちで優しい天然酵母ぱん作り・・・・
作るたびに喜んだり凹んだりまだまだ試行錯誤の繰り返し
ゆっくり楽しく美味しい繋がりの輪がすこしづづ広がって
ぱんの熟成と一緒にわたしも成長していきたい
形の悪さもトレードマーク~言い訳しながら今夜もオーブンは予熱中。