今年も 新潟 三根山園農園の長津さんから新米が届きました
何時もお米に添えられている三根山園農園通信
2016.9月号より一部抜粋です
昭和50年頃の話です
稲刈りは手作業が中心で日中に刈り取った稲束を
月明かりの中ではさぎに掛けていた光景を幼いながら覚えています
今でもほんのわずか鎌で刈り 天日干していますが
「なんでわざわざこんなことを・・・・・」
動機は特になくて 何となく始めたことなんですけど
幼い頃の記憶が影響しているのでしょうか
「稲を刈るときの感触 稲の香り
はさ掛けして自分が行った仕事を眺め 時間の流れを身体に感じて・・・」
そんな事を言うと
「そんなのどかなものじゃないよ」と怒られます
でも時代が変わっても自分の身体で感じた事の積み重ねは
欠かせないのだと思うのです
長津 やすお
長年の友人である長津さんの冒頓さが伝わってくる文章です
山羊を飼っていて小学校の子供たちのにわか先生になったり
農園を開放して自然食やお味噌作りをやったり
仕事の傍ら多岐にわたる活動をされていて
長津さんの本業はと聞きますと
即座に 百姓です と答えが返ってきました
実直で畑仕事もごまかしのない長津さん
ぱん屋時代 新潟の北方博物館で毎年行われていた 「小春展」では
いつも一緒に出展 塩むすびとご飯のようなぱんコラボ
粉粉ぱんの販売を手伝ってくださった生徒さんたちが姿を消したと思ったら
長津さんのところでお結び握っていた 。。。。 なんてことも
懐かしい話を思い出しながら新米で塩結び
しみじみ心に染みた味でした