2018年4月22日 (Sun)

陽射



2014年の春 引っ越し記念に植えたモッコウ薔薇

道路にはみ出さないように選定をしながら

少しづつ枝葉をフェンスに絡めながら伸び始め

陽射をたっぷり受けて今年も開花しはじめました

小さな駐車場脇の花壇には

ローズマリー すずらん ミント 

肩を寄せ合うように並んで温々気持ちを温めてくれます 

暮らしの中で 笑ったり 落ち込んだり 凹んだり

些細ながら大人決断迫られたり

その度におろおろしている自分の弱さを叱られているようです


昨日のレッスン

Advanced class の生徒さんが焼かれた レーズン&アーモンドぱん

とてもリッチなぱんなので焦がさないように焼成には気を使いますが

パリッと優しく焼きあがって

ほっこり楽しい時間が終わりました
2018-04-22 15:20 in | Comments (2) #

2018年4月18日 (Wed)

イングリツシュマフイン型



生徒さんたちからのリクエストで120個の特注セルクル

型の内側に油脂を塗らなくてもいい剥離型

10年ほど前に継ぎ目のない

一体型フッソ加工のイングリッシュマフイン型が一般に販売されてなく

困り果てて業者さんにお願いして特別に作っていただいた粉粉のぱん型

同じものはお値段が高く大量オーダーが必要とのこと

この度幸いなことに製作を引き受けてくださる工場が見つかって

一か月の製作期間を経て無事納品されてきました。

「腕が未熟なぶん いいお道具といい食材に助けてもらいなさい」

師匠のお言葉通りこの23年間 助けてくれた優れたお道具たちです

「ぱん型」には型抜きしやすいように油脂を塗るのが一般的

修行時代から普通の型の何倍もしたけれど

油脂を塗らなくてよい剥離型だけを与えられ

添加物や保存料など不要なものは一切使わない

身体に優しいぱん作りをご指導いただいた

ナンブ小麦と自然塩と自然水とホシノ丹沢天然酵母だけで作るお食事ぱん

ぱん作りの道に終わりはないけれど

86歳の師匠の足跡を右往左往しながら追いかける日々

ガンバレわたしです
2018-04-18 14:43 in | Comments (2) #

2018年4月15日 (Sun)

メモリーカード



古いデジカメのメモリーカードに入っていた一枚

ハロッズデパートの本店 オイスターバースタンド画像

ここに出かける前にサボイホテルで

たっぷりのアフタヌーンティーと少量のシャンパンでほろ酔い気分

ハロッズの地下でオレンジジュース片手に

それぞれに産地の違うフレッシュオイスター堪能

わたしの旅画像には観光地らしき写真が一枚もなく

出発から終わりまで旅の途中で食べたもの画像のみ

そこから町の景色が思い出せるという特技の持ち主ゆえ

一日三食 + おやつ

全部メモリーカードに残っていて笑えました

その土地土地でしか食べられないもの

わたしの旅日記は食べ物日記

笑うに笑えない珍道中を思い出しながらの整理中です

2018-04-15 17:24 in | Comments (2) #

2018年4月11日 (Wed)

春一番


春一番が吹き荒れ

4月というのに厚手のジャケットが手放せない

こんな日はゆっくりオーブンと仲良し時間

友人から風邪をひいて寝込んでいるとメール

お見舞いは少しだけカロリー高めに

米粉を使ったお野菜たっぷりのケーク・サレ(甘くない食事用パウンドケーキ)

家族三人分の作り置き常備菜におやつを籠に詰め込んでお届け

主婦にとって身体が辛い時は調理しなくていいお届けものが一番嬉しいもの

そういうわたしも先週から再発した50肩

痛くても少しづつ動かさないと完治しないことは経験済

あちらこちら繕いながらゆっくりゆっくりな一日の時間割

庭のモッコウバラが少しづづ開花していくのが楽しみな季節です
2018-04-11 19:40 in | Comments (2) #

2018年4月8日 (Sun)

春日和



お天気が良いので近くの公園までピクニック

冷蔵庫にある常備菜をお弁当箱に詰めて

娘の華(マルチーズ9歳)がお供 。。。。どっちがお供か?

一週間のうち 

4日間は仕事人間

残りの3日は自由人

ベンチでお昼寝大好きですが寝すぎてしまうのが怖いので

ここはじっとがまんがまん

華の横目も気になります

2018-04-08 17:06 in | Comments (2) #

2018年4月4日 (Wed)

家がおしえてくれること



10組の家族の自分らしい家つくりストーリー

住む人によって

違った味わいがあり家の数だけ物語がある

おうち大好き人間のわたしにはとても興味のある一冊

引っ越して4年と一か月

その間に出かけた所といえば数えるほど

高崎の師匠のところに生徒さんたちと3回

新潟にお墓参り

親戚の結婚式で浅草へ

野暮用で都内へ二回

2~3ヶ月に一度隣町のコストコに

近くの体操教室に週2回

月に二回友人と習い事&ランチ

ご近所のスーパー

それ以外はほとんど家でぱんのあれこれに携わる暮らし

周りから呆れられるくらいおうち大好き

人様の「自分らしい家」から学ぶこと

一様にみんなおうち大好きなご家族に沢山の夢をいただく

自分の居場所は自分で作ることなんですね
2018-04-04 17:17 in | Comments (2) #

2018年4月1日 (Sun)

花便り



日高の桜も終盤を迎えあちらこちらに葉桜が目立つ

昨日届いた

「自宅の八重椿です」広島の旅人さんからの花便り

春に人々の心を慰めてくれる花々は

この時期を選んで長い時間ただ咲くためにじっと春を待つ

自然の営みは人の思惑などお構いなしに各々のペースで開花して

暮らしの中のおたおたしている人間ってなんてちっぽけなんだろうと教えられる

誰かが必要としてくれる、それが世の中の仕事であるならば

学び 考え 壁に衝突してもそれら総てを糧にして自分中に蓄える

能力の差こそあれコツコツとやったことはすべて自分に返ってくる

春を待つ花 日本に生まれて良かったと思える幸せの時です


お花見弁当に詰めたお野菜のグリル惣菜

ほとんどはちびっこギャングと妹たちの胃袋へ

残りは少しだけ作り手のもとに

ほんのちょっぴりのお楽しみです
2018-04-01 10:13 in | Comments (2) #

2018年3月28日 (Wed)

米粉ぱん


日高の町中いたるところで桜も満開の季節

風に乗って近くの中学校の桜花びらが舞う長閑な景色

本日は米粉を使った蒸しぱん作り

ベーキングソーダー、ベーキングパウダー使用なので

簡単に早く出来上がるのも楽しみ

プレーンなものやお野菜&ベーコン入りなど

トッピングを変えれば一度に何種類もの蒸しぱんが出来るところも魅力的

課題はいかにふわふわと蒸し上げるのかなので少しづづ配合調整

二段の蒸籠でプリン型8個分

我が家の24cmの蒸籠はフル回転

もう少し大きな蒸籠にしておけばよかったと後悔しても後のまつり

これから購入される方は置ぜひ28cm(実際の蒸し範囲は24cm)をお勧めです
2018-03-28 14:08 in | Comments (2) #

2018年3月25日 (Sun)

新潟産極上米



新潟県魚沼産 こしひかり極上米の贈り物

旅先でとても美味しかったので

粉粉さんにも食べていただきたいのでお送りしますと

ぱん屋時代のお客様から頂戴致しました

早速土鍋で炊き上げたつやつやごはん


炊き立ての白米が

お櫃で水分を飛ばしている間に

ちょうど友人が持ってきてくれた自家製無農薬野菜で即席白和え作り


なんとも贅沢な夜ごはん

お米と一緒に添えてくださったお漬物

お野菜を細かく切って作った「きりざい」という郷土漬物

昔 祖母がよく作ってくれたくれたことを思い出し

ぬくぬく優しいお味に気持ちもほろり

いつもいつもお気遣いをいただき本当にありがとうございます

故郷の味はどこにいても懐かしく元気をいただけるものなんですね。
2018-03-25 17:06 in | Comments (2) #

2018年3月21日 (Wed)

名もなきシェフの仕事



思いつきは神のささやき
(旅するシェフの4000日)

365日の200日は閉まっている小さなレストラン
「きまぐれや」シェフ 吉田友則氏の物語

シェフ 吉田友則氏は包丁ケースのみを抱えて
空を飛び 数百キロの道をひたすら車で走る出張シェフ
20代でホテルの厨房で料理の師匠となる人と運命の出会い
「吉田君 料理以外のことを知らなきゃ、本当に美味しいものは作れないよ」
そう語る師匠の背中がカッコよかったと綴られている
苦悩しつつ己の道を模索し
引っ越し屋  長距離トラックの運転手  夜のレストランでのアルバイト
自分が生きていることを証明する作業に明け暮れたという
30代で人様のキッチンを借りて料理を作る出張シェフの道を選び
出張していない間だけ開店する「きまぐれや」

・・・ふと一人深夜の厨房で震える理由は山ほどある
「今の自分のスタンス 間違っていない?」
心の中で自問自答する日々は果てしなく続く
いくら怖くてもそれが自分自身でつくった仕事
一皿に込められた想い、料理の背景にある物語。
思いつきの神さまがささやいた ・・・・・(本書より抜粋)


美味しいものを作るシェフは本当の怖さを知りつくし
時代に流されず 流行に流されず 華やかさに彩られた料理ではなく
老若男女 食べる人に合わせて作る料理は
食べてくれる人のためにあるのだと教えられた  

最後に綴られていた吉田氏の言葉に
「考えてみれば 今の自分にとって無駄なことなどひとつもなかった
自分の身に起こったすべての出来事は最後に自分のもとに帰ってきた」
とありました

吉田氏が受け取ったものは名誉や代償ではなく
食べてくださった人々の笑顔だったり
人の心の温かさだったのだと
手にしたこの一冊に心が震えました
2018-03-21 16:38 in | Comments (2) #

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