2021年5月5日 (Wed)

フランスパン




ハード系のぱんに使う小麦はタンパク質の含有量の多い


最強力粉(外国産)を使用するのが一般的ですが


キッチン工房 粉粉では


全てのぱんを農薬の心配のない「岩手県産の南部小麦」で作っています


ごく一部のぱん屋さんでも 「国産小麦」と記載はされていますが


はっきりと「何処の県」の「どんな品種」なのかの記載はありません


わたしの師匠 ピッコリーノの創業者 伊藤 幹雄先生は

お亡くなりになられる間際まで

『南部小麦でぱんを作りなさいと言い続けられました』

香り   うまみ   農薬散布なし  

長年先生が作ってこられた岩手県産の南部小麦ぱん

先生のご遺言としっかり心に刻んで歩いできたぱん作りの道

道に迷いそうになった時  自信を無くしそうになった時

先生の言葉を思い出しては歩き出せる元気をいただいてきました


もっとも手強い 

食ぱん  田舎ぱん  カンパーニュ  フランスパン

材料は  

南部小麦  水  自然塩  天然酵母のみ

わたしのぱん作りの原点は

材料を足すことではなく引き算する事


バター 砂糖  卵  などの副材料を沢山加えれば

ふわふわのぱんが出来ますが

小麦の香りが失われてしまいます

いつも

迷いながら 揺れながら

それでも歩きたかったぱん作りの道

伊藤 幹雄先生の足跡をたどりながら

ゆっくり ゆっくり行く道を探す日々です
2021-05-05 19:39 in | Comments (2) #

2021年5月3日 (Mon)

幸せぱん




いただいたブルーベリーでジャム作り


そのまま食べるのが勿体無くて


「ロールぱん」 作り



食べきりサイズにカットし紙カップに並べて焼成



生地作りから 「 15時間後 」 


ブルーベリーロールの焼き上がりです


甘さが控えめなので


温野菜にチーズ&スープを添えてランチメニューに


天然酵母ぱんは 


砂糖、バター、副食材を加えると発酵がとても遅くなります


また


ライ麦や全粒粉を加えると発酵が早く


いつものようにのんびりしていると慌ててしまうことも 。。。。。


ぱん作りに一番気を付けなければならない事は


「自分の都合」でぱんを作るのではなく


「ぱんの発酵」に自分の都合を合わせる事


四季折々の  気温  湿度  の違いによっても


発酵時間が異なりますから


いつも  いつも  真剣勝負


作り手はぱん生地に


試され   しごかれ   励まされ   自己研鑽の積み重ね


真夜中にひとり呟くおまじない


「幸せなぱんの作り手になれますように」
2021-05-03 10:52 in | Comments (2) #

2021年4月28日 (Wed)

変わらぬ日常




おうち時間は   「田舎ぱんと食ぱんとカンパーニュ」 作り


田舎ぱん&カンパーニュはサンドイッチに
(カリカリにトーストして岩塩とオリーブオイルも美味)


食ぱんはホットサンドとフレンチトーストに


ブレッドボックスにあると何故か安心出来るぱん


天然酵母ぱんはイーストぱんに比べて


酵母菌が少ないので発酵に時間がかかりますが


その分待つ時間が楽しくなる気がします


ぱん作り以外に得意な分野の少ないわたしの事


ゴールデンウィークもぱんのレシピと仲良し時間


ゆっくり ゆっくり  のお家時間です
2021-04-28 19:32 in | Comments (2) #

2021年4月26日 (Mon)

味覚の鍛錬

添加物の多い食品


極端に甘いお菓子


塩分の多い食べ物


有り余るほどの食品が並べられているお店の陳列棚


ひとつひとつ確認する事は至難の業


ご近所さんからいただく無農薬野菜


地場産業の特産物


少量でも納得のいくものが食べたい 。。。。。


新鮮な鮮魚が手にはいらない事を除けば


贅沢な田舎暮らしの  「特権」  を手に入れた




自己満足に陥らないように


ファンの多い長野の  「ルヴァン」のぱんのお取り寄せ


生徒さんと一緒に味覚の鍛錬


使用する酵母が違えば味も食感も似て非なもの


居ながらにして学べる幸せに感謝


驕らず  嘆かず   否定せず


自分の技量磨きの鍛錬もまた幸せな時間




リクエストで作ったクリームチーズぱん


ゆっくりゆっくり


ぱん生地と仲良し時間の毎日です
2021-04-26 15:26 in | Comments (2) #

2021年4月22日 (Thu)

クリームぱん




(左端に黒い点が 。。。。 犯人はバニラビーンズ)





お教室のレッスン  生徒さん作の  「クリームぱん」  


クリームぱんといえば  グローブ型  が懐かしいですが


キッチン工房 粉粉のレッスンでは


ドッグロール型に入れて作ります


何故 ? 。。。。。


理由は単純   グローブ型ですと


カスタードクリームが沢山入らないから  。。。。


少しゆる目のカスタードクリームを一晩ゆっくり寝かせる事によって


生地にクリームを沢山包んでも

生地からクリームがはみ出さない程度の硬さになってくれます


生地の重さの倍近いクリームいり


しっかりランチを済ませた後にも関わらず


熱々クリームの誘惑に勝てず、みなさんの手が伸び


「美味しい」  。。。。。   の歓声が上がるレッスン風景


パーティション越しに笑顔が見え隠れ


本日もごちそうさまの1日でした
2021-04-22 09:58 in | Comments (2) #

2021年4月19日 (Mon)

畑から




ご近所さんの畑から直行便の「無農薬野菜」


柔らかなキャベツにご愛嬌の虫食いの形跡が 。。。。。 


長葱は薄くスライス


味付けはオリーブオイルと塩&胡椒


出来るだけシンプルに新鮮さを味わう幸せ


コロナ禍にあっても


畑で作業していらっしゃる方々は穏やかな笑顔


朝 夕の散歩コースの遊歩道を往復 5600歩


少しだけ自分に負荷をかけないとシャキリしないので


青空に癒されたり  道々の花に元気を貰えたり


疲れたら添え木でひと休み


長閑な田舎の暮らしを楽しんでます
2021-04-19 10:26 in | Comments (2) #

2021年4月15日 (Thu)

有機野菜




この度 ご縁があってお隣の入間市


「ファムファーム」 さんの、有機野菜を隔週届けていただけることに


日高市もお野菜農家さんが沢山あり


新鮮なお野菜に事欠くことはありませんが


「ファムファーム」さんの土に対するこだわりを知り


ぜひ食べてみたい  。。。。。  と


やっと実現に至りました


ふたり家族ですから沢山は必要なく  


「美味しい物を少しだけ」 


あれやこれや手を加えるのではなく


シンプルにお野菜本来を味わえるような調理で味わいたい


ゆっくりゆっくり小さな暮らしを楽しんでいます
2021-04-15 13:06 in | Comments (2) #

2021年4月12日 (Mon)

ご縁




新潟でのぱん屋時代のお客様からの贈り物


「 今年も 「越後姫」 の収穫の季節になりました 
新潟の味を忘れないでくださいね 」


添えてくださったお手紙に涙腺がゆるゆる緩み


新潟を離れて 7年 


毎年 届けてくださるお気持ちに感謝していただきました


1パックに7粒 大きくて甘い 故郷の味に思わず 


またまた  「ほろり」  


たった一個の粉粉ぱんが紡いでくれた あたたかな「ご縁」


心と身体に優しいぱんの作り手になりたい


ただその思いだけで歩いてきた15年


振り返ればどれだけの方々に助けていただいたことか


ただただ「ありがとう」の思いでぱんと向かい合ってきた時間


今までも    これからも


感謝の気持ちを忘れないぱん作り人でありたい


がんばれ  。。。。  わたしです
2021-04-12 19:17 in | Comments (2) #

2021年4月8日 (Thu)

ぱん型 。。。。。 つづき

   
カンパーニュ型  手前から


生地量 
130〜150g
300〜360g
400〜600g


使用する生地量によって型を使い分け







画像は一番大きな型で作る胡桃のカンパーニュ


プレーン    胡桃    ナッツ    チーズ   

  レーズン    ブルーベリー     栗    


クープ (切り目)の入れ方によっても焼成時間が変わったり



加えるものによって味が変わるのも楽しみなぱん


試行錯誤のぱん作り


ため息だったり  バンザイだったり


生きているぱん生地と日々格闘


ぱん生地に技量を試されている気がします
2021-04-08 17:27 in | Comments (2) #

2021年4月5日 (Mon)

ぱん型




我が家にいらっしゃった方が必ず


部屋の中央の柱に「ある」ものを


「これは何ですか」と質問される景色






正体は小さな食べ切りサイズの「カンパーニュ」の型


型に粉を振り発酵させるので


使用後は乾燥させないと変色したりしてしまうので置き場所に苦慮


ただでさえ狭い我が家に2日ほど乾燥させる場所もなく


思案していたところ目についたのが


「柱」


乾燥したら片付ければ良いものですが


箱に入れるのも何故か躊躇してしまい


ならばこのままでも 。。。。。 と


なんとも単純な発想から生まれた景色の疑問の真相です
2021-04-05 11:18 in | Comments (4) #

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