粉粉ぱんに使うたまご探し
たまごかけご飯に合うたまご
驚くほど黄身が濃い高価なたまご
烏骨鶏のたまごに名古屋コーチンのたまご
一個80円のたまごは高いのか 安いのか 美味しさは値段に比例するのか否か
日高に来てから試験的にどれだけのたまごを使ったのか分からないくらいのたまご探し
ぱん屋時代は神奈川県の七国峠で放し飼いの自然卵を
お客さまや生徒さんと一緒に購入していたのでなんの苦労もなかったけれど
粉粉ぱんに使うたまごは使用頻度が少ないので買い置きせず必要な時に新鮮なものを買うことに
しかしそのたまご探しは本当に 難儀 難儀
地元の農協では何種類ものたまごが陳列してあっておすすめも人それぞれ
黄身が濃いとぱん生地が黄色くなる 白っぽいとコクがない
やっとこれならばと見つけた放し飼い鶏の自然卵たまご
ようやく肩の荷がおりました ほっ です
試験的に使った100個以上のたまごの行方 。。。。
全部シフォンケーキに化けました 我ながら賢い選択 一個たりとも粗末にできません
たまごのきもちも大事 わたしのきもちも大事
でももっと大事なのは粉粉ぱんが美味しく出来るかどうかで妥協はできません
たかがたまご されど たまご おっきいのからちっちゃいのまで本当に綺麗です
思い出すのはぱん修行時代に師匠がおっしゃった忘れられないお言葉
「腕が未熟だからこそ いい食材といい道具に助けてもらいなさい」
上手くなったらいいものを購入しょう それまでは安物でがまんと思っていたので
師匠のお言葉は目からウロコが何枚も何枚も落ちました
安価な道具は 安物買いの銭失い 本当に諺通り
師匠からぱん作り以外のことを沢山教えていただいたのだと改めて感謝です
ぱん作りの道は長くて険しいけれど何事も手抜きをしないで丁寧に丁寧に
暮らしのすべてがぱん作りに繋がっていく
今までのぱん 今のぱん これからのぱん
迷っても 悩んでも 初心に立ち戻れる気持ちが大事
今日も 明日も 明後日も 毎日ゆらゆら揺れながら迷いながら
粉粉ぱんと一緒に歩いていける倖せを抱きしめてます