2016年7月17日 (Sun)

選択肢



昨日新潟からレッスンに来てくださった生徒さん二名
前々からいただいていた大きな課題
「家庭用の Gas Convention Oven で美味しい食ぱんを焼きたい」
火力が強すぎるのと焼成温度が難しい Gas Oven 制覇のrequest

左の画像が Gas Oven 
 右の画像が 電気 Oven 
型 は1斤用

それぞれに同じ 230℃の温度 で25分焼成
Gas Ovenの火力がいかに強いのかがよく分かる
Gas Oven と 電気 Oven
同じ温度 同じ焼成時間では無理という事になる

毎日 毎日 食ぱん作り
焼成温度を 10℃ 単位 5分刻みで微調整
スライスすればほとんど味は変わることないもののあとは見た目の焼き加減


次は 1斤半型

Gas Oven温度 
180℃ 15分 
 200℃ 15分 
 220℃ 5〜10分
その後焼き色を見ながら目視判断

1斤の生地量 400g 
 1斤半は 750g

 生地量が違うので焼成時間も違ってくる

普段は電気Ovenでぱんを焼いているので
なかなか手ごわいGas Oven食ぱん相手に1カ月

お陰様で昨日は各々作られた食ぱんに大歓声
総てのことに 「選択肢」 は一つではないことを教えられました

まだまだ続くぱん修業
優しいぱんの作り人への夢を沢山の方々に支えていただいている事
大切に明日に繋げていきたい夢の欠片です
2016-07-17 16:09 in | Comments (4) #

2016年7月13日 (Wed)

雑穀



16雑穀入りチーズカンパーニューの試作中
粉に加える雑穀を10%づづ増やし
50%になるとさすがに膨らみに変化が見られ生地も重くなる

ここの数日は湿度が高かったので
水分を5%少なくしたり 粉を冷蔵庫で冷やしたり 仕込み水も冷水使用
それでも20℃をキープしての発酵は生地温が高くなりがちなので
恒温庫の設定を18℃で12時間目安の低温長時間発酵

オーブンフル回転時は室温35℃ ぱんの試作はまるで実験
そんな試行錯誤も楽しい時間

雑穀ぱんはトースターで焼くよりも蒸し器で蒸したほうが
粉の甘味と雑穀のプチプチ感が感じられる気がしてお薦めの食べ方
余り手を加えないで ざっくり感仕上げのカンパーニュです  


本日のおやつは 塩豆大福にコーヒー
ゆっくり ゆっくりの時間を楽しんでます
2016-07-13 23:35 in | Comments (6) #

2016年7月10日 (Sun)

想いを伝える


目には見えない想いを伝えることは難しい

文字にしても 言葉にしても

見えないものが多すぎて途方にくれる

大切なのは

見えないものを見ようとする心

躓いて 落ち込んで 温かい言葉が心に染みる

ほどよく力を抜いた暮らしのかたち

何があっても大丈夫 。。。。 大切な人から教わったおまじないの言葉

気が付くといつも 大丈夫 大丈夫 とつぶやいている気がします


昨日のぱん教室で余った生地で皆さんと作ったねじりベーコンぱん

美味しい笑顔にいつも助けられています
2016-07-10 23:47 in | Comments (6) #

2016年7月7日 (Thu)

美しいもの



能登の塗師 赤木 明登氏

今は有名作家さんになられて作品も入手困難になってしまった漆器たち

我が家にあるのは年季が明け 独立された初期の作品たち 

一般的な漆器と比べて派手さもなければ自己主張もしない

どちらかといえば大らかな日常使いの器に属しながら

どこか凛とした佇まいに惹かれる

もともと金彩が施された特別扱いの漆器は苦手

祖母から譲り受けた古伊万里の皿やギャマンや漆器も

昔は日常器として使われていたもの

わたしが育ったのは城下町の新潟県新発田市

あちらこちらに蔵を持つ家があったしお膳も漆器も普段使い

今のように高価になるなんて誰も想像しなかった

人それぞれに美しいものの基準は違うけれど

角の取れた佇まいの美しいものに心惹かれて

歳を重ねて 心持も まあるく まあるく 

ほんの少しの持ち物もまあるい物が多くなりました
2016-07-07 00:00 in | Comments (4) #

2016年7月3日 (Sun)

通せんぼ



遊んでほしくて通り道を塞いでいるのは華

8歳になってもあちらこちらにおもちゃを広げて片づけて回る母

遊んでもらえないとわかると場所を陣取って寝込んでしまうありさま




邪魔だから退かそうとするとまとわりついて追いかけっこ

気が向かないとご飯もそっちのけ

道行くご近所のわんこちゃんを見ては吠えまくり

テレビに出てくるワンコちゃん ネコちゃんを見ては吠えまくり

番犬のつもりか宅急便のオニーちゃんにも近づかないで吠えている

育て方を間違ってしまったようで叱っても全く意にかえさない

人間語をわかっているようで 。。。。。 困った娘です

かと思えば夜は何があっても吠えない殊勝な一面も

かまっているのか かまわれているのか 華はひたすらマイペース

毎日 給食のおばさん仰せつかって楽しんでます
2016-07-03 23:43 in | Comments (6) #

2016年6月29日 (Wed)

算盤



引っ越し書類荷物の中に紛れ込んでいた そろばん 発見

何十年も使ったことがなかったので懐かしくてパチパチはじいてみる

改めて わたしそろばん出来るんだった とこっそり自画自賛

文明の利器に頼りすぎていて近頃そろばん塾は見かけない

わたしの子供の頃はそろばん塾が流行っていて

遊びたい盛りなのに祖母に無理やり連れていかれ

もともと好きではないので上達には程遠いありさま

それでも級が上がるにつれて子供心に 欲 が出て

同級生と競ったりした思い出のそろばん

電卓ばかりに頼らないで少しそろばんで頭の体操

これが何だかとても楽しい

子供の頃に戻って暗算遊びを楽しんでます
2016-06-29 22:00 in | Comments (6) #

2016年6月26日 (Sun)

シナモンロール日和


シナモンロール作り

ちっちゃく作るために選んだのは 「マフィン型」

甘さも香りも自由自在

配合を変えるだけでお子ちゃまから辛口さんまで対応できる楽しいぱん

本日は敢えて粉砂糖でトッピングしないシナモン二倍の大人味


アイロンかけも窓磨きもほったらかしてのぱん作り

言い訳 沢山用意して遊んでます
2016-06-26 15:28 in | Comments (6) #

2016年6月23日 (Thu)

ゆるい気持ち


本日 午後のスケジュール

13:30 華のトリミング
お迎えまでの二時間  ホームセンター 一回り 
有機黒ウーロン茶500ml 24本購入
古本屋で立ち読み 
セルフガソリンスタンドで給油



途中で一服 ひとやすみ 本を読みながらゆるい時間
お抹茶のかき氷 夏の定番おやつです

1週間の真ん中に ぽっ と空いたゆっくり時間
月曜からずっと食ぱん成型の試作とデスクワーク
頭の中にぱんの新配合レシピの数字が飛び交って危険信号

取りあえず総てやりかけの仕事をストップ
2日ぶりに外に出て気分転換
ゆるい気持ちを満喫&食材の買い出しに

車のフロントガラスいっぱいに夕陽があたり長閑な景色
おはよう から おやすみ まで 
ゆっくり ゆっくり 

自分に甘く 人にも甘く 楽しさ最優先の田舎暮らし 
長い1日の終わりはぱん生地を仕込んで終わりました
2016-06-23 00:22 in | Comments (4) #

2016年6月19日 (Sun)

素敵に年を重ねる


10年程前 とてもお気に入りのクラッシックカーに乗っていました
乗り心地は決して良いとは言えない車でしたし
総ての操作は手動 冬になると温まるまでにたいそう時間がかかり
故障してばかりの車で定期的にメンテナンスが必要でお金もかかりました

でもその車は便利で快適な車では味わうことのない
人の手で一生懸命に造られたという温かみのある車でしたから
乗っていてとても楽しい車でした

いつかどこかで急に止まるかもしれないという不安を抱えて
それでも長年乗り続けました

車と同じように人の身体も
時々メンテナンスを怠ると故障するかもしれません
年齢を重ねて今まで出来ていたことが出来なくなる日が必ず来ること
いつかその時を迎えたときに慌てないで心と身体を緩めていられたら
きっとそれらの現実を乗り越えられると思えるのです

昨日 今日 明日 
時間は止まってはくれないけれど時は総ての人に平等
風になびくカーテンの向こうに透けて見える世界

立ち止まって風に吹かれてみるのも素敵だと思える陽だまりの午後でした



2016-06-19 23:44 in | Comments (6) #

2016年6月16日 (Thu)

母のポテトサラダ



子供の頃からよく扁桃腺を腫らしてました

そんな時母がいつも作ってくれたポテトサラダ

ジャガイモとキュウリとゆで卵が入っただけのシンプルなもの

蒸かしたジャガイモはしっかり潰し形もなく滑らかに

キュウリもゆで卵もみじん切り

のどが痛くて何も食べられなくてもポテトサラダだけは大好きでした

優しい味は心の片隅に沁み込んでいつしかわたしの宝物

微塵切の玉ねぎとキュウリのスライスは少量の塩と甘酢に漬け込んで

茹で卵とハムと蒸したジャガイモにマヨネーズと粒マスタード

母の味に近づきたいと思うけれど

作るたびにやっぱりわたしの味になる

どんなに頑張っても母の味にはならないけれど

作り続けてわたしの味になっていく

レシピのない料理の再現

味の記憶は母からわたしへの贈り物の気がします
2016-06-16 00:19 in | Comments (4) #

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